アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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地球に優しく 生活にも優しく

2009年06月24日 22時40分43秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 最近、仕事帰りの地下鉄車内で偶々見つけた、少し粋な広告。「環境に優しい公共交通を利用しよう」という啓発ポスターなのですが、それを加山雄三・主演の往年の映画「若大将」シリーズに引っ掛けて、「車を降りたエコ大将」「電車にバス これがオイラの新車だぜ」「地球に優しく あの娘に優しく」と謳っているものです。
 最初は、如何にも無理やり取って付けたみたいで、あまり面白くは感じなかったのですが、下記の俳優キャストの表示を見た途端に、思わず笑ってしまいました。

 監督・塩津作源(CO2削減)
 脚本・ロージー江古(エコロジーをもじった)
 エコ大将・地木 優
 (「地球」と「土地や樹木に優しい」を掛け合わせた)
 マドンナ・沢山みどり(緑が沢山)

 大阪市交通局も、なかなか味なポスターを作ったものです。そういう目で見ると、「若大将」ならぬ「エコ大将」と思しきチョイ悪オヤジ風が、つり革片手に後を振り向いている姿も、妙に哀愁が滲み出ていて、意外と様になっています。
 少なくとも、エコ家電や高速道路料金一律千円キャンペーンなぞと言ったバラマキよりかは、こちらのポスターの方が、よっぽど訴求効果があるのでは。前者の政府施策なんて、所詮はかつての「総中流」時代の残滓たるマイカー族だけに目を向けたものでしかなく、しかも、環境を逆に悪化させかねない代物ですから。

 でも、精神論に訴えるだけでは、やはり限界があるのでは。如何に面白いキャッチコピーを考えようとも、やはり先立つものが無くては。ほら、昔から言うでしょう。「腹が減っては戦は出来ぬ」と。

 一層の事、地下鉄運賃をタダにすれば、前述のマイカー族に限らず、みんな電車・バスに乗り換えると思うのですが。少なくとも、貧乏人はみんな大助かりでしょう。エコポイントや高速道路料金値下げなんか、足元にも及ばない位、景気を刺激すると思うのですが。
 別に全員が対象でなくとも、今の生活保護受給者だけでなく、それ以外の障害者・奨学生・定時制高校生・国保加入者などにも対象を広げるだけでも、全然違うと思うのですが。少なくとも、通勤交通費も出ない非正規雇用労働者にとっては、大助かりです。
 また、別に全乗車区間対象でなくとも、1~2区間の区間利用客だけを対象にするとか。そうすれば、今までターミナルの繁華街に流れていた買い物客の一定部分が、ひょっとすれば地元・近隣の商店街に戻って来るかも知れないし。

 更に、これを大阪市だけに限らず、東京メトロやJRにも対象を広げ、国がそれを補助する形にすれば、尚一層良い。「その財源をどうするか」って? エコポイントや道路料金値下げなどの、与党の点数稼ぎだけがミエミエの、行き当たりばったりのバラマキをやる金があるなら、地下鉄運賃をタダにする位、お安い御用でしょう。無駄なダムや高速道路、お手盛りの議員歳費に政党助成金、至れり尽くせりの大企業減税や米軍「思いやり予算」。削れる所は幾らでもあります。

・現時点の大阪市交通局HPには、まだこのポスターの紹介はありません。
 http://www.kotsu.city.osaka.jp/w_shieikoutsuu/poster/top.html
・往年の名画「帰ってきた若大将」シリーズDVDの楽天ポスターから。
 http://www.rakuten.co.jp/kymuseum/570771/700301/706433/
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