アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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安倍政権や井下の横暴を許してきた我々の奴隷根性こそ問い直されるべき

2015年07月19日 09時32分53秒 | 職場人権レポートVol.3


 作家の澤地久枝さんが提起された、7月18日(土)午後1時きっかりに「アベ政治を許さない」のポスターを全国一斉に掲げようとの取り組みですが(参考記事)、当日はどう見ても時間と人の都合がつきそうになかったので、前日の始業前に、会社の休憩室で同僚に撮影してもらった上記の写真をネットに公開する事にします。上記写真の左側がその「アベ政治を許さない」ポスターで、右側が先日私が会社に提出し、このブログでも取り上げた意見書と日報の控えです。
 左の「アベ政治を許さない」ポスターについては、もはや説明の必要はないでしょう。右側の件については、後日談もあるので、こちらについては少し報告しておきます。

 バイトの朝礼でちゃんとした説明が無かった為に、余分な仕事をさせられる事になった。これが一度や二度なら、人間誰しも間違いはあるので、私もここまで大騒ぎする事は無かった。ところが、こういう事が実は今まで何度も繰り返されて来たので、ダメ社員・井下(仮名)の、これまでの朝礼やその他の行状について、会社に意見具申に及んだ・・・。これが先日、13日(火)での出来事でした。ここまでを前回記事に書きました。

 その後、14日の公休日をはさんで、翌15日(水)の出勤時に、副所長から私に、「井下と崖淵については、私からもきつく注意しておいた」「もう、今後は朝礼については、私の出勤日については彼らにはさせずに、私が行う事にした」と報告がありました。この崖淵(がけっぷちw:仮名)というのもダメ社員です。つい最近、私の職場に配属されるようになったのですが、全然仕事が出来ません。彼の事も後で少し触れますが、井下の様な嫌味な所はないので、その点についてはまだマシかなと思っています。
 そして、15日午後2時45分から約30分間、会社の会議室で、私の提出した意見具申の内容について、所長・副所長と私の三者の間で面談が持たれました。そこで所長から改めて、今まで井下の件も含め、社員教育や業務改善を怠ってきた事に対して、口頭での謝罪がありました。私はあくまでも、文書での回答を井下と会社に対して求めていたのですが、今更その事に固執してやりあっても泥仕合になるだけなので、文書回答の要求については一旦引っ込めた上で、改めて会社に「これを井下個人だけの問題にせず、全社挙げて前述の課題に取り組む契機にして欲しい」と伝えておきました。その具体的な内容については、当該ブログ記事にもコメント欄に報告を上げておきましたので、そちらも参考にして下さい。

 そういう形で、私も今後の事があるので一応は穏便に事を済ませましたが、根本的には何も変わっていないと思います。なぜなら、いくら所長や副所長から謝ってもらっても、肝心の井下や崖淵が変わらない限り、根本的な解決にはならないからです。謝罪も必要ありません。次の日からちゃんと仕事をしてくれれば良いだけの話です。
 それも、別に私のように、わざわざ20数項目も課題を掲げて改善に取り組まなくても結構です。清掃車に乗ったついでに、以前私が指摘した野菜廃棄物置場付近の清掃を時々やってくれるだけでも良いし、レイアウトの線引きを空き時間に少しずつやってくれるだけでも、バイトの社員を見る目は徐々に変わって来ます。それ位なら、どんなに忙しくてもやれるはずだし、もし、そんな時間も取れないなら、まずは業務改善に取り組めるように、社員自ら会社に要求すべきです。そもそも、こんな事は、本来なら私なんかよりも先に社員がまず言うべき事でしょうが!

 ところが実際はどうか。肝心の社員には口頭注意に止め、私の文書も社員には見せていないようなのです。そりゃあ、あんな文書を井下に見せたら、どんなに落胆するか分かりません。それに、バイトの言う事をいちいち真に受けて、反省文なんて書いていたら会社の沽券(こけん)に関わるというのも、おそらく所長の本音にはあるでしょう。もし私が所長の立場でも、そう思いますから。しかし、もはやそこまでしなければ、この会社は変わらないと思います。 
 そして、社員も相変わらずです。あれから井下が朝礼を仕切る事が無かったので、奴についてはよく分かりませんが、崖淵はあれからも相変わらず「突っ込みどころ満載」です。何度注意しても、50ケース、100ケースの大口が入荷しているのに、それを放ったらかしにして、目の前の10数ケースの小口から仕分けしようとする。この人手不足の中で、途中で行方不明になり作業をバイトだけに丸投げ。私が意見書で取り上げて大分堪えたのか、あれから一週間近くもなるのに、相変わらず私が連絡漏れを指摘した項目ばかり、朝礼でバカの一つ覚えみたいに伝達しようとする。そのくせ、今シーズンになって初めて入荷する商品の取り扱い注意点などの、肝心の伝えるべき事は一切言わない。正に「頭隠して尻隠さず」です。

 しかし、この私の会社の状況こそが、今の安倍政権を「渋々ながらも消極的に」支持している大多数の日本人と全く同じじゃないですか。方や、今の会社がおかしいと薄々分かっているのに、誰も面と向かって文句を言わない。もう方や、今の安倍政権もおかしいと薄々分かっているのに、誰も面と向かって文句を言わない。
 そりゃあ、言い方には気を付けなければなりませんよ。いきなり喧嘩腰では、下手すれば解雇されても文句は言えないでしょう。でも、「朝礼をちゃんとやってくれ」というような、誰にも文句がつけようがない正論を、手順を踏んでちゃんと提起すれば、会社も聞く耳を持たざるを得ない。こうして、先に会社を手なずけてさえしまえば、社員にも、それ相当の事が言えるようになる。この私の意見書にしても、既に「会社公認の文書」になった事で、もし井下が副所長の代理で朝礼をしなければならなくなって、その時になってもまだ以前のような対応を繰り返すようであれば、この私の意見書を朝礼掲示板にバンと貼り付けて、バイトの前で井下をとっちめてやる事も、やろうと思えばできるのではないでしょうか。記事冒頭の右に掲げた写真こそが、その貼付用の意見書です。

【あかりちゃん】ヒゲの隊長に教えてあげてみた

この動画メチャメチャ面白いw。平和安全法制で法律の隙間を埋める(政府)その前に年金情報流出の隙間を埋めてよ、とか。他の原発事故の対応一つ取っても、今のスキだらけの安倍政権こそが国民にとって最大の脅威ではないかとw

 今一番問題になっている戦争法案(安倍の表現では「平和安全法制」w)にしてもそうですが、「安倍政権の言っている事、やっている事がいかにトンデモか」という事は、普段政治に余り興味が無い人でも、少し冷静になって考えれば直ぐに分かる事です。
 「今後は、別に日本が攻撃されていなくても、米国の言いなりになって外国にも自衛隊を派遣できるようにする」というのが、戦争法案(集団的自衛権行使)の中身ですが、これって誰が見ても憲法9条に違反してますよね。それでも「自衛隊の海外派兵が必要だ」と安倍首相が思うのなら、堂々と憲法9条改正を主張すれば良いのに、「それでは賛成を得られないから」と言う理屈で、「憲法違反ではない」と無理やりこじつけ、衆議院で強引に強行採決。
 しかも、その政府の答弁たるや、まるでデタラメで、もはや会話としても成り立たない代物になってしまっています。「邦人救出に向かう米国の戦艦を自衛隊が警護できなくて良いのか?」という安倍の逆襲も、「米軍が救出するのはあくまで自国民のみだ。日本人救出は自衛隊の仕事だろう」と、当の米国から簡単にいなされる始末。しかも、あくまで専守防衛が建前の自衛隊が、無理やり海外での戦争に参加しても、国際法上は軍隊とは見なされず、従ってジュネーブ条約に規定する捕虜として保護もされず、海賊などの私兵集団として扱われてしまう事も明らかになってしまいました。



 「日本の周辺環境が厳しさを増している」と、安倍がバカの一つ覚えの様に言う「中国の脅威」にしたって、実態は上記の「黒色中国」という人のツイートにある通りです。南シナ海は依然としてベトナムなど東南アジア諸国の支配下にあり、中国はホンの一握りの岩礁を抑えているに過ぎない。この「黒色中国」さんは、中国の現体制にはむしろ批判的な人ですが、そういう人でも、冷静に考えれば、そういう結論にしかならない。第一、今や日本の最大の貿易相手国が中国なのに、そんな国が日本に攻めてくるはずがないじゃないですか。そんな事をして一体誰が得をするのか?
 そもそも、今そんなに「中国の脅威」が心配で、「平和憲法なぞ一刻も早く改正してしまわなければならない」ような状態なら、なぜ、そんな状態の中で、オリンピックや「なでしこジャパン」や、大阪都構想やカジノ・リニア建設にうつつを抜かしていられるのですかw?数年前の山梨豪雪の時も、県全域が孤立して県知事や市町村長が救援要請を出しているのに、安倍は取り巻きの要人と天ぷら料亭で舌鼓を打っていられたのでしょうかww?本当は「中国の脅威」なんてどうでも良くて、単に自分が米国指導者から認められるようになりたいだけでしょう。要は、己の名誉欲の為に、国民を人身御供に晒しているだけじゃないか!



 じゃあ、なぜそんな安倍政権を、いまだに多くの国民が支持しているのか?
 一つには、安倍政権がマスコミを抱き込んで、自分達にとって都合の良いニュースしか流さないようにしているからです。上記の「赤旗」が報じたデモのニュースも、今や数万人のデモ隊が連日、首相官邸や国会を包囲するようになっているのに、NHKや読売・産経・日経はほとんど報道しないでしょう。安倍・自民党サイドに立った報道や、「なでしこジャパン」のニュースしか流さず。朝日や毎日も、前者よりは多少マシと言う程度で、基本的にはそれらと似たり寄ったりの報道しかしない。その中で、地方紙が比較的頑張ってはいますが、それに対しても安倍政権は、百田尚樹みたいな民間人を使って、言論弾圧のお先棒かつぎをさせたりしています。但し、今回はそれが完全に裏目に出て、更なる支持率低下の引き金になってしまいましたが(ざまあみろ!)w。
 もう一つは、いくら「数万人のデモ」と言えども、まだまだ「草の根の動き」に止まっているからです。既存の大労組が全然動かない。これが、60年代の安保反対デモや70年代の公害・物価高反対デモの時との大きな違いです。今や、公務員や民間大手の労働組合は、すっかり骨抜きにされて、今の自民党政府に正面切って反対しなくなっている。それが証拠に、集会などで主張するのも「格差社会反対」や「消費税増税反対」など個別の政策課題ばかりで、「安倍内閣打倒」とは一切言わなくなっているでしょう。野党第一党の民主党が腰抜けで、他の野党もバラバラなのも、最大の支持母体である労働組合がこのような体たらくになってしまったからです。だから、膨大な派遣労働者が組合にも組織されず放置され、ブラック企業がここまでのさばり返る事になってしまったのです。他にも色々原因はあるのですが、今敢えて挙げるとすれば、この二つです。



 しかし、労組がなぜここまで骨抜きになってしまったのか?それは取りも直さず、我々国民自身の責任ではないですか。もちろん、一番悪いのは悪政を推進する安倍政権ですし、不甲斐ない野党にも大いに責任はあります。しかし、それを見て見ぬ振りしてきた国民にも、その責任の一端があるのではないでしょうか?
 したり顔で、「誰も選挙の投票に行かなくなった」「民主党も自民党と似たり寄ったりだ」と批判するばかりで、自分は何もしようとせず、「デモなんかしても何も変わらない」とうそぶく。そんな気持ちでいる限り、何十年、何百年経っても世の中は変わりません。
 だから、「集団的自衛権反対」にしても「消費税増税反対」にしても、世論調査では政府のやる事に過半数以上が反対でも、いざ選挙になると自民党が勝ってしまうのです。

 もちろん、この世論調査にしても、裏にはカラクリがあって、常に与党に有利な数字が出るようになっているのは確かです。単純に「賛成」「反対」だけでなく、「やむを得ない」と言う選択肢も巧妙に紛れ込ませて、「本当は反対なのだが賛成もやむを得ない」という形で、諦めムードに持って行って、公表する時には「やむを得ない」も「賛成」にカウントするような姑息(こそく)な真似をしたり、「政府は消費税10%もやむを得ないと言っていますが、それについて貴方はどう思いますか?」という質問の形にして、露骨に増税賛成の方に誘導しようとしている。
 しかし、たとえ、そんな世論調査であったとしても、国民の間に「俺は絶対反対するんだ」という気持ちがしっかり根付いていたら、「本当は反対なのだが賛成もやむを得ない」なんて感情が入り込むはずがない。ところが、実際はそこまでまだ行っていないから、政府が少し「アベノミクス」でバブル景気を演出しただけで、もう自民党政治に取り込まれて、「安倍政権や自民党でも別に良いじゃないか」となってしまう。
 だから、「原発反対」でも「消費税増税反対」でも、個別のアンケート項目では圧倒的多数が今の政府のやり方に反対の結果が出ても、選挙では自民党が勝ってしまうのです。これって、「井下や会社のやり方には反対だが、今更反対してもしょうがない」と言う、我が社内の状況と全く同じではないですか。

 ここに来て、ようやく安倍政権の支持率が4割を割り込むようになりましたが、私から言わせると、これでもまだまだ高すぎます。もっと、とことん落としまくって、当分は再起不能な状態にまで持って行かないとダメです。でないと、数年前にようやく政権交代にこぎ着けながら、その後の民主党政権が余りにも不甲斐なかった為に、また自民党の政権復帰を許してしまって、今の「安倍独裁」体制を出現させてしまったのと、同じような事がまた繰り返される事になるでしょう。
 しかし、これは逆に言えば、いくら政権支持率が高くとも、しょせん安倍政権なんて、「砂上の楼閣」「張り子の虎」にしか過ぎないという事です。安倍政権を「張り子の虎」で終わらせるか、現代のヒトラーにしてしまうかは、ひとえに今後の私たちの活動いかんに関わっているのです。
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