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労働者階級が帝国主義サミットと安倍政権を撃破するw

2016年05月23日 18時57分10秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

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今日の舛添は明日の安倍

2016年05月23日 04時33分34秒 | 戦争法ではなく平和保障法を

・舛添知事公私混同疑惑 共産・志位委員長「資格に関わる」と辞任要求
 共産党の志位和夫委員長は20日、政治資金の「公私混同」問題に揺れる東京都の舛添要一知事について、「これまでの知事の態度は見苦しい言い訳だけだ。きちんと説明できないということになれば、資格に関わるのは当然ではないか」と述べ、辞任すべきだとの考えを示した。党本部で記者団の質問に答えた。
 志位氏は、舛添氏の釈明について「だれも納得しない。まったく説得力のある説明がされず、本当に見苦しい言い訳が次から次へと出てくる。都民の知事に対する不信は非常に強いものになっている」と指摘。同党として東京都議会などで「徹底的な真相究明をやっていきたい」と語った。(産経新聞)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160520-00000536-san-pol

 舛添都知事の公私混同疑惑に共産党の志位委員長が辞任要求を突き付けた、と産経新聞が報じています。
 マスコミで報じられる舛添知事の公私混同ぶりは余りにも酷く、これでは辞任も止む無しだと私も思います。
 でも、何かおかしいと思いませんか?それを言い出せば、前知事の猪瀬直樹や元知事の石原慎太郎、現総理の安倍晋三だって、似たり寄ったりの「同じ穴のムジナ」でしかない。今の安倍政権も、どれだけの閣僚が「政治と金」の問題で辞職に追い込まれたか?小渕や松島、甘利も、今の舛添と同じじゃないですか。
 その中で、石原や安倍がいくら湯水のように税金を使っても、マスコミもあまり取り上げなかったくせに、舛添知事の疑惑だけ、なぜ盛んに取りあげるのか?最近では芸能人まで話題にするようになり、他人の金で豪遊する事を揶揄する「舛添化」という隠語まであるようです。
 そのあおりで、今まで石原や安倍を擁護していたヤフー・ニュース・コメント欄の常連まで、相手が舛添に代わった途端に、前記の産経記事についた下記のコメントのように、掌を返したように叩き始めました。

 REGAIN.JP 2016/05/20 15:57
 「辞任すべき」
 これにはさすがに納得やわ
 志位嫌いやねんけど… 1056 35 返信 6

 nob*****| 2016/05/20 16:06
 確かにハッキリと言えるのは共産党だけと思う…好きではないが… 954 31 返信 7

 k_1***** 2016/05/20 15:56
 マスコミもヒートアップするでしょうね。 701 30 返信 1

 dol ////~**** 2016/05/20 16:08
 辞任すべきは…正論だと思う! 263 4 返信 0

 ピアノフォルテ1125***** 2016/05/20 16:03
 初めて志位と意見が一致した。 292 15 返信 0

 gok***** 2016/05/20 15:58
 今回だけはアンタに同意するわ。
 今回だけな。 306 13 返信 1

 私が思うに、これらのコメントも、純粋なネトウヨ(ネット右翼)による書き込みはそんなに多くなく、ほとんどは無党派のミーハー層によるウップン晴らしの書き込みではないかと思います。それが「巨悪への憤まんを小悪叩きで晴らす」みたいな形で、体良く「ガス抜き」に利用されているのではないでしょうか。
 そこには、米国のトランプ人気とも通じるものがあります。今行われている米国大統領選の予備選挙でも、トランプ候補が「反共」や「移民排斥」などの右翼的な主張を掲げる一方で、「TPP反対」や「グローバル企業の横暴批判」などの一見「左派」的な主張も掲げ、それにトランプ支持者が留飲を下げる構図が見られるでしょう。当のトランプ自身も、不動産取引で大もうけした新興成金であり、しょせんは「グローバル企業」の一員でしかないにも関わらず。
 それと同じで、日本の上記のコメント投稿も、共産党が戦争法施行や憲法改悪に反対した時は無茶苦茶叩くくせに、ブラック企業やタックスヘイブン疑惑を追及し始めるやいなや、「好きではないが」「今回限り」と言いながら「にわか共産党ファン」に早変わりしだす。

 何が言いたいかと言うと、今の一見盤石に見える右傾化風潮や安倍政権に対する消極的支持も、決して盤石ではないという事です。上記の舛添叩きの書き込みに見られるように、一見ネトウヨによるものと思しき投稿の中にも、その中には金持ち優遇の格差社会に対する不満が渦巻いている。それが、この際はっきり言いますが、彼らの無知ゆえに、資本主義批判ではなくサヨク批判に流れたり、「とかげの尻尾切り」で満足してしまっているに過ぎないのです。
 これは、今のアベノミクスに対する幻想にも通じるものがあります。アベノミクスも、実際は金融緩和で富裕層だけが肥え太り、一般庶民には実質賃金の低下や貧困世帯の増加といった負債ばかりが押し付けられているのに、低賃金・不安定雇用の激増で、有効求人倍率の数字だけ見ると一見経済が「好転」しているかのように見えます。その下で、「自民党は色々あっても民主党(民進党)よりまだマシ」「安倍政権や自民党でも仕方がない」「ぜいたく言えばキリがない」「長い物に巻かれろ」みたいな風潮が広まってしまったのではないでしょうか。

 しかし、「おごれる者は久しからず」。以前あれだけ「実現するはずがない」と言われた参院選1人区での野党共闘も、全1人区で成立の運びとなりました。特に香川選挙区など、民進党が降りて共産党公認候補に一本化されるようになるなぞと、誰が想像したでしょうか。

・立候補予定は309人…4野党、1人区一本化へ
 夏の第24回参院選は6月22日公示―7月10日投開票の日程で行われる予定で、公示まで1か月となった。
 読売新聞の調査によると、立候補予定者は21日現在、309人で、前回2013年参院選の立候補者数(433人)を大幅に下回っている。選挙区の多くで選挙協力を進める自民、公明両党に対し、民進、共産、社民、生活の野党4党も、全国に32ある改選定数1の「1人区」すべてで統一候補を立てる見通し。勝敗を左右する1人区は、事実上、与野党一騎打ちの構図となる。
 立候補予定者の内訳は、選挙区選(改選定数73)が185人、比例選(同48)が124人で、全体では自民、民主(現民進)両党の2大政党化が進んでいた2004年(320人)以来の少なさとなっている。
 参院選では、自民、公明両党が非改選の76議席と合わせて過半数(122)を維持できるかどうかが焦点。自民党が57議席以上を獲得すれば、27年ぶりの単独過半数となる。自民党は45の選挙区すべてで候補を擁立する。公明党は、改選定数が1増えた愛知など7選挙区に候補を立てる。
 21日までに出馬が決まった野党統一候補は、三重、佐賀の両選挙区を除く30人。内訳は民進党公認が13人、共産党公認が1人。16人は無所属で立候補する。民進党は改選定数3以上の千葉、東京など5選挙区で2人ずつ擁立する。(読売新聞)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160521-00050137-yom-pol

・共産系で野党統一候補へ 参院選・香川、民進が取り下げ
 民進党は19日、夏の参院選の香川選挙区(改選数1)で推薦を決めていた新顔の岡野朱里子氏(42)の擁立を取り下げ、共産党が公認している新顔の田辺健一氏(34)を野党統一候補とする方針を固めた。共産系を統一候補とするのは全国で初めて。20日にも発表する。
 民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党は、32の参院選1人区で野党共闘を進めてきた。これまで28の選挙区で正式合意。岩手では地元組織レベルでは実質合意しており、香川、三重、佐賀が決まっていなかった。
 これまでの野党統一候補は、無所属か民進の立候補予定者を各党が推薦する形がほとんどで、岩手と新潟は生活が擁立した無所属候補。共産擁立の候補者はこれまで1人もいなかった。共産は民進に対し、香川での候補者取り下げと共産候補への一本化を求めており、野党共闘を重視する民進が配慮した。民進幹部は「共産の候補も素晴らしい候補者だ」と話している。(朝日新聞)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160520-00000018-asahi-pol

 確かに、この後も様々な紆余曲折はあると思います。既に、民進党の一部からは「共産党の公認候補なぞ推せない」という声が上がっています。でも、民進党が「民衆と共に進む」という党名の由来に背こうとしない限り、「戦争も格差社会もノー」という市民からの声を無視する訳にはいきません。「おおさか維新の会」のように、「もはや自民党の補完勢力と思われても構わない」と、そこまで開き直れるならまた別ですが。その「おおさか維新の会」も、「日本のトランプ」橋下徹の人気だけで持ってきた集団であり、橋下が抜けた後はやがて衰退していく運命にあります。
 もちろん、油断は禁物です。石原も安倍も、トランプも橋下も、それなりの下地があって、そこに上手く乗っかって、時には右派(金持ち優遇)の本性を隠して一見「左派」(貧乏人の味方)的なポーズを取ったりしてきたからこそ、今まで権勢を維持して来れたのです。今後も、そういう「揺れ戻し」みたいな事は何度も起こるでしょう。しかし、最後には、きっと彼らの「化けの皮」がはがされる時が来るに違いありません。

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