愛媛県伊方町のY口さんからおはがきが届きました。素敵なはがきでしょ?
Y口さんはもともと学校の先生をなさっていて、当然のようににリーダーとして見られていた方のようでしたが、退職後は、地元伊方町三崎地区で、高齢者を集めて「教室」をやってこられていました。
先日講演に伺ったとき、前日の打ち合わせの際会場で作品展示をなさっていましたので、お話をうかがうことができました。
高齢者が何を喜ぶか、どういう取り組み方が抵抗感がないのか、またいろいろな方がいるので、みなさんに喜んでもらうことの難しさも強調されました。
「皆さんで集まって楽しまれることが、何のためなのか、ボケ予防とどんな関係があるのか明日の話をお楽しみに」といって別れました。
伊方町での講演の時のブログです。会場写真の最後にチラッと写っていらっしゃいます。
http://blog.goo.ne.jp/ageinglife/d/20071127
年末に自作の絵をカレンダーにしたものを贈ってくださいました。何か御礼をと考えて、「そうだ、ゆうかり工房手作りキットなら喜んでくださるだろう」と少々送りました。そのお礼のはがきです。
椿の絵にもびっくりしましたが、
「微力ながら地域の高齢者を支えて生きたいと思っています」
私は、この文面に感動しました。
三崎の皆さんよかったですね!
そして考えてみれば、Y口さんよかったですね!
これだけ力のある方が、その力を地域のために発揮できるということは何よりの「生きがい」のはず。
「ボケ予防教室」にはかくしゃく高齢者の参加が欠かせないとよくお話しますが、それは参加されている高齢者のためだけでなく、ご本人の生きがい作りのチャンスでもあるからなのです。
「情けは人のためならず」ということわざは、もともと「情けをかけるということは人のためではない自分のため」が本来の意味です。
私も実感しました。
久しぶりにゆうかり工房に行ったら。玄関回りが変わっていました。作品を利用してこんなにかわいく変身!そこだけでも十分に楽しむことができました。
中世 ドイツの町並みのいろんな店の看板みたいですね。
玄関脇の壁は、粘土細工の花が咲かせてありました。