週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#215 -’11. 佳松の朝食

2011年12月30日 14時12分46秒 | 温泉&宿
チェックインして宿泊部屋まで案内しれくれた仲居さんは我が家の部屋付きではなかった。
その後、部屋係りとして挨拶された仲居さんが、チェックアウトするまで一切のことを行ってくれた。
このシステムには感心した。
夕食時と翌日の朝食配膳担当の仲居さんが変わるのが普通であるが、同じ人なので話の齟齬が無くて良い。
心づけを渡しても、部屋までの案内のみでその後一切顔を合わせることの無い方に渡すのが何となく快くなかった。
でも、同じ人に心づけが渡り、全てのサービスを受けるのであるからして最高の制度である。
今回も、部屋まで案内してくれた最初の仲居さんに心付けを渡したが、我が家の部屋担当者に渡しますと言われ、その部屋係の方からお礼の言葉を頂いた。
諏訪湖ホテルとは大違いである。
また、チェックアウトする時もフロントではなく、全て部屋担当の仲居さんを介して行った。
ホテルの支払いは既に済んでいるが、母が頼んだマッサージやビールなどの領収書と共に心付けのお礼の文面を頂いた。
鷺の湯と同じである。
公明正大で気分も爽快になった。


夕食時は床の間を背にして食事をしたのは自分であったが、母の背中側にTVがあることになる。
今朝は母を上座に座ってもらった。



前日に注文を取ってくれたキンメ鯛は母。
アジ頼んだのは自分と家内である。



”佳松”と”ふくや”さんは姉妹旅館のようである。
























窓の外の富士山が時々雲間に雄姿を現すようになった。



母のキンメ鯛。



こちらはアジの干物です。



母はお粥を頂いた。



朝食ごのデザートです。


出発する前にコーヒーを出して頂いた。
わざわざ美味しいコーヒーを10時過ぎに頂いて、見送ってもらった。
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§ 技術の伝承(その三)

2011年12月30日 10時28分34秒 | たわごと(少し硬派に振って)
一ヶ月位前に書き終えていた嫌味の記事です。
スルーするも読むも自己責任で。


一年前の11月7日にアップした技術の伝承(その二)の続き。
前回アップしてから丁度一年が経過しようとしている。
時の流れは早いものである。
FTA も TPP も未だすったもんだしている歩みの遅い日本。

前回の時にタイの青年が技能オリンピックの旋盤で金メダルを獲ったことを書いた。
雇用が確保されて仕事がなければ技術の伝承は有りえないと書いてきたが、今回タイの洪水で白日の下にさらされた。
タイの日系企業が水没した為、タイ人の製造に携わる技術者や工場労働者が助っ人として来日しているのである。
そのタイ人の方の指導を受けて日本人が製造技術を学んでいるのである。
日本には素晴らしい技術が存在していると、自己満足に浸ている事が如何に虚無の事か。
日本には素晴らしい製造技術があるなどを思い込んでいると、何の技術も存在しない日本になってまう。
趣味では技術の伝承はありえないのである。
仕事が有って初めて技術が伝承されていくのである。

ご朱印所を戴く為に神社に参拝にすると。
神社によっては、伊勢神宮の式年遷宮の寄付などの受付などもある。
伊勢神宮では”遷宮祭とは、20年に一度お宮を立て替え御装束・御神宝をも新調して、大御神に新宮へお遷りいただくお祭りです。”執り行われている。
興味も無かった頃は、何と無駄な事を行っているのかとの気持しかなかった。
大切な神事であることは勿論、20年と言う意味にそれ以外にも大事な事であることをしった。
20年と言う間隔が、神社や神殿を造営する技術を伝承していっているのである。
30年ではその技術や伝統が完全には伝承できない。
40年ではその技術が全く伝承できなくなってしまう。
また、反対に10年では間隔が短すぎて二重投資的な意味合いが生じてしまう。
従って、この20年に一度遷宮すると言うことが技術の伝承に必要である。

技術大国で有った日本。
その栄光が去り、失業者や生活保護者が増えれば増えるほど犯罪者も増え、国民の負担は増大するのである。
失業者や生活保護者を暗に非難することは簡単であるが、それでは問題は解決しない。
活力ある日本を再構築するためにも仕事の場が必要である。
仕事の場が有って初めて技術は伝承されていき、幸福な社会が創造できるのである。

働く意欲のある若者に雇用を確保して希望の持てる社会にせねば。




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