『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

長月九月、今月の四品その1

2008-09-01 16:17:18 | 酒の肴
この頃のお天気は、いったいどうしてしまったのでしょう、
夜になるとお約束のように土砂降りの雷雨。
昼は暑さの名残り、そしてスコールのような雨。
なんとも奇妙な季節の変わり目です。

そんななか、先日の浴衣会にいらしてくださったかた、
どうもありがとうございました。
浴衣会は毎年開催しますので、
今回来られなかったかた、来年は是非どうぞ。

さて、カレンダーも九月。
暦変われば料理も変わり、
あたらしい「今月の四品」が今日から赤鬼メニューに載ります。
どうぞスタッフが知恵を絞った「季節の味覚」を
おたのしみくださいませ。

…………………………


秋鮭と茄子の甘酢あんかけ


秋の魚といえば、まず秋刀魚、鰹、鮭でしょうか。
脂の乗った秋刀魚の塩焼きと戻りガツオのお刺し身は
今の赤鬼の人気メニューでもあります。
そして秋鮭。
今回は、昔の人が「嫁に食わすな」と言ったという、
これまた味の締まった秋茄子と取り合わせてみました。
鮭の切り身と南瓜、そして
茶筅に切ったポクポクのやぶかみ茄子(小なす)を
カラリと揚げて、出汁の効いた甘酢あんをかけました。
揚げもののうま味と餡のさわやかな酸味のハーモニー。
あんには茸も入り、まさに秋の味、旬のお味です。

長月九月、今月の四品その2

2008-09-01 15:52:51 | 酒の肴
長芋そうめん温玉添え

まだまだ暑い日が続く九月。
夏に疲れたおなかにするりとおさまるひと鉢は、
細く細く切った長芋の素麺です。
オクラ、茗荷、岩海苔と、
夏の名残のような涼やかなトッピングが食欲をそそります。
濃いめの出汁と温泉玉子のからみ具合も上々、
ツルツルネバネバトロトロシャキシャキ、
いろんな食感が愉しめて後をひくひと品ですよ。


長月九月、今月の四品その3

2008-09-01 15:43:05 | 酒の肴
鶏のバクダン揚げ


なんともユーモラスなネーミングの一品は、
種を明かせば「和風スコッチエッグ」。
鶏挽き肉に大葉と長ねぎを加えてタネをつくり
鶉のたまごを包んで揚げました。
さっとすだちを絞って召し上がってくださいな。
お弁当のおかずのような懐かしいルックスですが、
鶉玉子を茹でて剥くところからはじまるちょっとしたひと手間と
日本酒にも合うさっぱりした味付けが、オリジナルたる所以です。


長月九月、今月の四品その4

2008-09-01 15:33:09 | 酒の肴
さつま芋とクリームチーズの味噌マヨ和え


そして最後の一品は、毎月ひとひねりした
「オリジナル和えものシリーズ」。
チーズ使いが得意なスタッフ千葉の新作です。
ダイスにカットした薩摩芋とクリームチーズ、
そしてシャリシャリの食感を添えるのは、梨。
ほんのり甘い三つの素材を、味噌を効かせたマヨネーズが
うまくまとめていて、なかなかにオツなお味です。
フライドオニオンをパラリとかけて、
秋の味覚の詰まった一品をどうぞ。