『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

赤鬼浴衣会のお知らせ

2012-08-11 02:20:22 | イベント、お知らせ
先日もご案内いたしましたが、
7月8月の最終土曜、日曜に開催している
恒例行事、「赤鬼のゆかた会」、
8月の開催日が近づいてきましたので
再度掲載いたします。

8月25日(土)26日(日)の2日間、
ゆかたを着てご来店くださったお客さまは
お会計が「女性二割引、男性一割引」となります。
ちょっとしたデザートのサービスもありますよ。

暑気払いに、涼しげにゆかたを着て、
夏の一献を楽しみましょう…という風流の会です。
先月も色とりどりの浴衣をしゃっきりと着こなした
すてきなお客様に、数多くお越しいただきました。
もう、名残の夏です、ぜひぜひ今回もお誘い合わせてお越しくださいませ。
お早めのご予約お待ちしております。
(03-3410-9918へ!)

従業員も一同ゆかたにて皆さまをお待ちしております。

葉月八月、今月の六品 その1

2012-08-07 11:36:22 | 酒の肴
盛夏、猛暑でございます。
オリンピックもたけなわのこのごろ、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
寝不足や夏バテに悩まされていませんか?

そんな時こそ、夏ならではの涼味や滋味で
おいしくお酒を飲んで、リフレッシュしましょう!
今月もウマウマな六品ができました。
ブログアップが遅くなってすみません、
ぜひぜひ、お試しくださいませ。

以下六品、いつものように順番にご紹介して参ります。



「ネバネバ野菜とササミの梅ポン酢」

ネバネバ野菜は身体にいい、といいます。
ネバネバに含まれるムチンが消化を助け細胞を活性化、
ペクチンやアルギン酸がコレステロールを下げ、
コンドロイチン硫酸が関節や軟骨を保護するなど、
元気のもとになる働きがたくさん詰まっているからです。
そのネバネバ野菜のトップスリー、
金銀銅メダルを争うほどの優秀な青野菜三つを使い、
おいしい鶏の笹身とともに和えものに仕立てました。

サクサクとしたオクラ、太陽を浴びた青さのモロヘイヤ、
独特の苦みがクセになるツルムラサキ、
三者三様の風味と、シコシコのササミの旨みが
ネバネバで、よく絡みあいます。
梅をたたいて加えたさっぱりした自家製ポン酢が
さらに素材の個性を引き立て、舌を洗います。
夏ならではのハーモニーをお供に、
夏らしい一献をたのしんでくださいな。

(大内作)

葉月八月、今月の六品 その2

2012-08-07 11:18:48 | 酒の肴
「アジの冷やしけんちん蒸し」

けんちん、と言えば「汁」が思い浮かびますね。
そもそもけんちん(巻繊)とは、
大根、人参、筍などの野菜を細切りにして炒めたものに
豆腐を炒め合わせた「けんちん地」のこと。
これを湯葉で巻いて揚げたのが
中国から長崎に伝わった普茶・卓袱料理の「巻繊」、
これをけんちぇん、と読んだことからきているそうです。
「けんちん蒸し」とは、このけんちん地を魚や鶏肉で包んで蒸し、
あんをかけた料理の総称です。

夏の青魚、おいしい真鯵をひらいて丁寧に下拵えし、
けんちん蒸しに仕立てました。
さらに冷やして味を染み込ませています。
料理屋でないとなかなかお目にかかれない「けんちん蒸し」、
複雑な妙味がしっとりとひろがる奥深いひと鉢です。
青魚、豆腐、野菜と栄養もたっぷりの、
身体にやさしい一品でもあります。
もちろん日本酒との相性は抜群ですよ。

(竹下作)

葉月八月、今月の六品 その3

2012-08-07 11:02:35 | 酒の肴
「フライドポテトとゴーヤのツナサラダ」

みんな大好きなツナサラダ、ポテトサラダ。
両方のいいとこ取りをして、さらに酒のサカナとして、
ちょいと小技を効かせたのがこの一品です。
フライドポテトとゴーヤ、ツナのサラダ。

シャキシャキしてほろにがいゴーヤは夏の栄養野菜、
カリっと揚がったジャガ芋とさっくり合わせます。
ツナと、隠し味にブルーチーズを使った特製ソースを絡めて
出来上がり。
まったり、ピリリ、もっちり、サクサク…
食感と風味の多重音声を感じながら一口、また一口。
素材の個性ゆたかな存在感と和えごろものコクがまた
お酒にもぴたりと合って、
あっという間にお皿が空になってしまいそうなオツなひと品です。

(中村作)

葉月八月、今月の六品 その4

2012-08-07 10:38:42 | 酒の肴
「鶏とズッキーニのトマトあんかけ」

トマトが赤くなると医者は蒼くなる、というのは西洋の諺ですが、
ほんとうに、赤く熟したトマトは栄養たっぷり。
トマトに含まれる抗酸化作用抜群のリコピンは熱にも強いので、
生で食べても加熱してもおいしい健康野菜というわけです。
やはり洋野菜でありながらすっかりポピュラーになったズッキーニ、
胡瓜のようで南瓜の仲間というこの夏野菜と、
定番の築地から仕入れる美味い朝〆鶏をざっくりと炒めて、
トマトのあんをかけました。

噛みしめるほどにしっかりした味わいの拡がる鶏肉と、
独特の歯触りのズッキーニは、さっと炒めただけでもおいしそう。
そこに、上質の出汁とトマトの爽やかな酸味がマッチしたあんが
きれいにからまって、絶妙な和洋折衷です。
ズッキーニの緑と黄、トマトの赤、鶏の白と
彩りも目にたのしい一品は、
食べ出したらあとをひくこと、まちがいなしです!

(中村作)




葉月八月、今月の六品 その5

2012-08-07 10:26:41 | 酒の肴
「鱧と万願寺の天ぷら」

先月は焼き鱧を酢のものにして好評でしたが、
旬の続くハモを今月は天ぷらにしました。
相方は種が少なくて食べやすい、万願寺とうがらし。
夏の京都を髣髴とさせるベストコンビといえましょう。

丁寧に下拵えした鱧も
肉厚の青々した万願寺もサクサクに揚がって、
まさに夏!の天ぷらです。
シンプルながら絶妙のとりあわせ、
淡味のなかにひろがる滋味と歯ごたえを
ゆかり塩とともに、存分に愉しんでくださいな。

(箕村作)



葉月八月、今月の六品 その6

2012-08-07 09:55:53 | 酒の肴
「肉豆腐鍋」

夏のスタミナ源!というと、鰻がよく挙げられますが、
身体にも美容にもいい優秀な動物性食品、それは豚肉です。
豊富に含まれるビタミンB1(牛肉の約10倍)は
疲労回復に効果抜群、夏バテ防止に。
脳を活性化し代謝を促進するビタミンB12や
活性酸素の除去に役立つビタミンEもたっぷり、
さらに良質のタンパク質で身体づくりを支えます。
盛夏の「小鍋立て」は、その豚肉とお豆腐の鍋にしました。
ビタミンB1の吸収を助けるアリシンを含んだ葱、
そしてこれまた優秀な植物性食品である豆腐と、
いいことづくめな組み合わせのお鍋ですよ。
関西風すき焼きの味付けでさっと煮あげた具を
溶き卵にくぐらせていただきます。
ほんのり甘辛い味と香りにぐっと食欲をそそられるはず。
暑いときに熱いものを、という先人の知恵もつたわる
おいしいお鍋で、元気にきれいになってしまいましょう!

(箕村作)