『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

睦月一月、今月の四品 その4

2017-01-08 01:45:11 | 酒の肴
「旬の魚の油淋仕立て」

油淋鶏は皆様にもお馴染みであろうと思いますが、
そのお魚バージョンが生まれましたよ。
その日に仕入れた白身の魚をカラッと揚げて
ネギと生姜たっぷりのあんをかけています。
中華料理?と思いきや、ほろほろした白身の柔らかさと
出汁をしっかりと効かせた美味しいソースが
香ばしい皮目から染み込んで、日本酒に合う合う!
お燗にもよし、フレッシュな吟醸酒にも寄り添う、
満足度100パーセントのひと皿です。
今日はイサキ?明日はカレイ?
日替わりのお魚のバリエーションも楽しんでくださいね。

(坂木作)


睦月一月、今月の四品 その3

2017-01-08 01:36:30 | イベント、お知らせ
「鴨入りつくねと蕪のトマト鍋」

紅白のおめでたい色合いがまずパッと目を引きます。
そう、今月の小鍋立ては、トマトのお鍋なのです。
鶏と鴨とのバランスが良い、コリコリの食感も残したつくね。
それだけでもとても美味しいのですが、
冬の霜が育てた甘味のある蕪と小松菜に
きれいなお出汁と温まる脂が絡み、
トマトの爽やかな酸味が加わってジューシー、
いくらでも食べられそう、体も気持ちもほっかほか。
湯気からしてご馳走の小鍋は今季マストな酒肴です!

(中村作)


睦月一月、今月の四品 その2

2017-01-08 01:29:41 | 酒の肴
「ナマコのなます」

かつて、赤鬼の赤ナマコ酢を小鉢で六回お代わりした
ツワモノがおりました。
独特の歯ごたえとなんとも言えない「潮の味」は癖になりますね。
その美味しい海鼠を、おせちの定番「紅白なます」と合わせました。
少し大きめに切った大根と人参のシャッキリ感、
そしてナマコのコリコリした食感が、
酢のもの好きにはこたえられないお箸のループを誘います。
キリッとして、さっぱりして、
そしてやっぱり、お酒が欲しくなる。
お正月ならではの一品です。

(山口作)


睦月一月、今月の四品 その1

2017-01-08 01:17:52 | 酒の肴
明けましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりましてありがとうございました。
あらためて本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、お正月の「四品」ができました。
今年も旬を取り入れて美味しい月替わりメニューをつくります、
ぜひぜひお試しくださいませ。

「豆腐田楽」

古来、田楽とは「ハレ」の日のたべものでした。
シンプルで、お酒に合って、ちょっと特別。
赤鬼のお豆腐は根強いファンを獲得していますが、
冷奴でもお出ししているそのお豆腐を使って、
ちょいとオツな田楽をつくりました。

しっかりした豆腐に甘辛い赤味噌をのせ、
香ばしく炙り、とき芥子を流しました。
二重になった豆の旨味とからしのピリッとした爽やかさが
絶妙に調和して、あ、ウマイ!と後を引きます。
地味に見えますが、何を隠そう、最強の酒の友なり。
今宵のお酒はこれで始めましょ。

(箕村作)