『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

霜月11月、今月の六品 その6

2015-11-04 01:04:45 | 酒の肴
「鶏つくねときのこの鍋」

さすがに11月ともなると、夜半の風の冷たさが身にしみます。
そんな時には、これ、赤鬼の小鍋立てです!
いよいよ、鍋ものが身体にしみとおる季節になってきましたね。

サクサクとした蓮根をたっぷり入れた、朝締め鶏肉のつくね。
そして滋味溢れるしめじや椎茸と葱、出汁が染みたお豆腐や白菜。
根菜と茸のおいしさがたっぷり味わえる、旬を凝縮したお鍋です。
熱々の具を自家製のキュッとしまったポン酢で味わえば、
いくらでも食べられてしまいそう。
お鍋が空になるころにはきっと、ポカポカに温まり、
おいしい笑顔に一日の終わりがほっこりと彩られることでしょう。

(大内作)



霜月11月、今月の六品 その5

2015-11-04 00:53:09 | 酒の肴
「〆さばの燻製」

しめ鯖は、それだけでお酒の友ですね。
淡くきれいに締めた鯖は、この夏の人気メニューでした。
今回は、秋も深まりますます脂の乗ってきたサバをつかって、
お酒がクイクイと進んでしまうような「ヤヴァイ」一品をつくりました。
〆サバの燻製です。

日本酒に合うようにあわく燻煙した〆サバは、
お酢で引き締まった身がほろりとほどけるような
ゆたかな風味をまといました。
一切れで一杯飲めてしまいそうな酒肴。
青魚好きのあなた、これは外せませんよ。

(箕村作)




霜月11月、今月の六品 その4

2015-11-04 00:40:39 | 酒の肴
「秋鮭豆腐の揚げ出し」

この時期の鮭は少しスレンダーになってさっぱりめ。
その秋鮭のすり身をたっぷり使って、
真丈と言ってもいいくらいの豆腐をつくり、
揚げ出しにして、きのこの餡をかけ、鬼おろしをのせました。
風味豊かな餡とともに、味のしっかりした「鮭豆腐」の美味しさが
口中に拡がります。
これはもう、味の乗ったこの時期のお酒にも、燗酒にもドンピシャ。
熱々のところをふうふうと召し上がって頂ければ、
きっと舌も身も心も、ほっこりすることでしょう。

(松本作)




霜月11月、今月の六品 その3

2015-11-04 00:29:13 | 酒の肴
「春菊クリームグラタン」

日本酒に、グラタンですか。そうですか。
いやいや、そう言わずに召し上がってみてください。
これが、なんとも言えず、ウマいんです。

新鮮な朝〆の鶏を蒸し、プルプルのしめじやエリンギ、
サクサクの蕪を合わせてホワイトソースで和え、
そこに、春菊のペーストをしっかり載せて焼きました。
和風ジェノベーゼとも言うべきコクとほろ苦さと青みの
絶妙な加減が具材を引き立てます。
鶏のうまみ、茸の滋味、蕪のあまみ、それぞれが
春菊の香りたつソースで生きた、お酒に合う合うグラタンなのです。

(藤重作)


霜月11月、今月の六品 その2

2015-11-03 23:51:47 | 酒の肴
「豚串田楽」

吞みながらの串ものって、いいですよね。
ビールにもお酒にもいけてしまう串焼きを作りました。
美味しい豚ロースと葱、緑鮮やかなししとうを刺してさっと炙ってます。
それだけなら普通の豚串ですが、そこに特製の田楽味噌をプラス。
こっくりした味噌味が、お肉をひきたて、葱の甘さにマッチし、
ししとうの爽やかさに深みを加えて、お酒を進ませます。
田楽と言えば蒟蒻や豆腐でしたが、
これはちょっと、目からウロコの新発見。
豚串田楽、今月のマストになりそうな一品ですよ。

(箕村作)







霜月11月、今月の六品 その1

2015-11-03 23:39:35 | 酒の肴
秋もいよいよ深まり、銀杏も徐々に黄葉してきた昨今、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今月も旬の六品ができました。
ぜひぜひ、お試しください。
いつものように、ひとつずつご紹介して参ります。


「せりとアサリのおひたし」

青ものの少なくなってくる季節、
みどりの野菜はうれしいものですね。
ほろ苦く香りたかいセリは、さっと湯がいただけでも美味しいですが、
今回は、アサリを酒蒸しにしたお出汁で
ちょっと贅沢なおひたしをつくりました。
ふっくらとした浅蜊、
そのうまみたっぷりのお出汁がしみたシャキシャキの芹。
シンプルだからこそきれいなバランスで仕上げた
お箸の止まらなくなるひと品です。

(中村作)