『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

亀泉酒造、西原さんがいらっしゃいました。

2008-06-10 15:01:35 | イベント、お知らせ
夕方からの雷雨がおさまってきた昨夜、
土佐の銘酒「亀泉」をつくっていらっしゃる
西原(さいばら)さんが、赤鬼にお見えになりました。
亀泉酒造の社長さんで杜氏さんでもあります。
店内には亀泉の「八反錦 赤鬼限定活性うすにごり酒」の
ファンであるお客様が何人もいらしたため、
西原さんみずから法被を着て、お酒を注いでくださいました。
純米吟醸山田錦、純米吟醸八反錦、純米大吟醸山田錦、
そして古代米をつかったさくら色のにごり「夜酔桜」と
たくさんのオーダーをいただきました。
いらしてくださったお客さま、そして西原社長、
ありがとうございました!

今年は、亀泉さんからの赤鬼限定にごりシリーズ、
しぼりたての濃~い八反錦からはじまって、松山三井、山田錦、
そしてオリジナルブレンドと四種類も出していただき、
今は五番目、八反錦のうすにごりが入荷しています。
アルコール度数の少しひくい、爽やかなにごり酒です。
赤鬼にいらしたらぜひお試しくださいね。



お酒のメニューをただいま更新中です。
書き換えましたらまた、スポット入荷のお酒を含めて
ご案内いたします!



水無月六月、今月の四品 その一

2008-06-04 15:37:31 | 酒の肴
今日はすこし晴れ間がのぞきましたが、
しっとりとした梅雨の季節がやってきました。
地上に雨がふって天は水が無くなるという水無月ですが、
一年のちょうど半分を終える時期でもあります。
梅雨寒の上着と雨じたくを忘れずに、
今宵もみずみずしい一献をどうぞ。
いまや大吟醸をふくめオールスターズ勢揃いという感のある昨今、
お酒も、そして肴も、夏への扉をひらこうとしています。

うまみと素材感に季節をこめた手作りの四品を、
今月もどうぞお愉しみください。




南瓜饅頭


少し前に「四品」に登場して好評を博した
「ジャガ芋饅頭」を覚えていらっしゃいますでしょうか?
今回は、少し具材を変え、カボチャで仕立ててみました。
冬至に食べる習慣があるのとハロウィーンの印象とで
なんとなく秋~冬の野菜という印象があるカボチャですが、
実は夏の野菜なのですね。
出汁で下煮した南瓜(マッシュしないのがポイント)で、
鶏ひき肉としめじと蓮根の「あん」を包み、揚げてあります。
さらに滋味ふかい銀餡をかけて、さあどうぞ。
控えめで自然な南瓜じたいの甘味と鶏、茸は好相性、
さらに蓮根のシャキシャキした歯ごたえが効いています。
南瓜は甘いので苦手というかたにこそ、おすすめです。
雨や冷房で冷えたおなかにもやさしい一品ですよ。



水無月六月、今月の四品 その2

2008-06-04 15:13:45 | 酒の肴
水茄子と豆腐のとろろサラダ

湯葉とともにファンの多い赤鬼のお豆腐。
あまくてやわらかいこのお豆腐に、完熟トマトと
サクサクした泉州の水茄子を加えた、サラダ仕立ての一品です。
ひとひねりしたのはその、和えかた。
素材をまず手作りドレッシングで味付けし、
そこに「とろろ」なトッピングを施しています。
とろろと言えば普通山芋か昆布か?というところですが、
ここではオクラと叩いたモロヘイヤを出汁でのばしたものを。
さらにアクセントとして二杯酢のゼリーを散らしています。
さりげない取り合わせですが、かけたひと手間ふた手間の生む
さわやかなハーモニーと、素材の食感の違いを愉しんでください。
赤、白、緑、紫、クリーム色という
食欲をそそる色の取り合わせも美しい一品です。


水無月六月、今月の四品 その3

2008-06-04 14:53:16 | 酒の肴
アスパラガスと牛肉、ポテトの大葉ソース和え

下茹でしたシャキシャキのアスパラガス、
ほっくりとふかした新ジャガ芋、
さっと霜降りにした牛肉と、あまいプチトマト。
オリーブオイルベースのバジルソースで和えれば
そのままイタリアンなお総菜ですが、そこは赤鬼。
グレープシードオイル(コレステロールなし!)と
よくあたった大葉、かくし味にお醤油で、
軽みを出しつつお酒に合う味にととのえました。
サラダ同様、食感の違いもたのしんでくださいね。



水無月六月、今月の四品 その4

2008-06-04 14:52:50 | 酒の肴
生湯葉入りズッキーニの天ぷら

ズッキーニの芯をくりぬき、
いつも赤鬼でお出ししている京都・ゆば長さんの
ふわふわの生ゆばを射込み、からりと揚げました。
一緒に茗荷の天ぷらも添えて、塩でいただきます。
みずみずしい瓜の味に極上の湯葉がよき相方をつとめ、
青竹のようなすずやかなきりくちを見せた、
夏の到来を予感させる一品です。