『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

第58回 恒例赤鬼利酒会 結果速報

2012-05-30 07:02:30 | イベント、お知らせ
お待たせしました!
昨晩行われました「恒例利き酒会」の集計結果が出ましたので
お知らせいたします。

まずは、正解から。

播州一献  ( 4 )
ゆきの美人 ( 2 )
勝 駒   ( 5  )
英 君   ( 6 )
奥播磨   ( 3 )
榮 一   ( 1 )


いかがでしたでしょうか?
今回は、全問正解がお二人、いらっしゃいました!
まず、前回の覇者、連続突破です、
早川サトルさん。
そして今回初の、佐塚さん。
おめでとうございます!

以下、4問正解7名、3問正解14名、2問正解21名、
1問正解20名、0問のかたは7名、という結果でした。

総勢71名ものご参加、ありがとうございました。
次回は10月最終火曜日開催予定です。
どうぞ奮ってご参加くださいませ。

第58回 赤鬼利酒会のお知らせ

2012-05-07 18:18:27 | イベント、お知らせ
前回、昨年10月末に開催いたしました「赤鬼の利酒会」、
いよいよ今春の開催日が近づいてまいりました。
ここにご案内させていただきます。
たくさんのかたにご参加いただけますように!
まずはご予約のお電話、お待ちしております。
(お申し込みいただければ、どなたでも参加できる利酒会です。
お店で呑んでいただきながらの参加も、利酒のみの参加も可能です)。


「2012年春 第58回 赤鬼利酒会」

◆日時◆
5月29日(火)17:30~23:30の間で

◆場所◆
赤鬼店内(入り口のテーブル)

◆参加費◆
500円(当日前払い制)

◆利き酒のしかた◆
制限時間11分、6種類のマッチング方式です。

まず、参加費と引き換えに解答用紙を受け取ります。
解答用紙はこんなふうになっています。
(お酒の名前は一例です)
まずは、「控え」のほうを使います。
……………………………………………………………………
 提出用       | 控え
           |
☆☆☆富士 (  ) | ☆☆☆富士 (  )
☆☆☆桜  (  ) | ☆☆☆桜  (  )
☆☆☆正宗 (  ) | ☆☆☆正宗 (  )
☆☆☆の花 (  ) | ☆☆☆の花 (  )
☆☆☆寿  (  ) | ☆☆☆寿  (  )
☆☆☆娘  (  ) | ☆☆☆娘  (  )
           |
お名前        |
ご連絡先       |
……………………………………………………………………


1・スタッフが受付順にお名前をお呼びしますので、
  自分の番がきたらお酒の並べてあるテーブルに行きます。
2・利き酒用のお猪口と水のグラス、筆記用具をもらいます。
3・テーブル左半分に、銘柄の書いてあるお酒が6種類。
  これを少しずつ利いてそれぞれの特徴を憶えます。控えにメモします。
4・テーブル右半分に、銘柄の書いてないお酒が6種類(番号つき)。
  どのお酒が、何番であるか、()内に記入していきます。
5・11分の制限時間内であれば、往復して何度も利いてかまいません。
  お水を適宜飲みながら行ってください。
  利いたお酒は吐き出し用のバケツがテーブル下に用意してあります。
6・時間が来るとタイマーが鳴ります。
  控えに書いた解答を提出用の方に書き写し、回収箱へ入れてください。
  提出用にはお名前とご連絡先を必ずご記入下さい。
 

◆利酒のポイント◆
最初に銘柄のわかっているお酒それぞれの、香り、旨味、癖、特徴などを、
自分なりに印象づけること。
時間内なら何度利きなおしてもよいのですが、オーナーも以前にブログで
書いております通り、一番最初のインスピレーションが大事です。
あとで変えるとだいたい外れる、と経験者は語ります。
意外と当たるのは、「自分の好きな順位」をつけてあてはめていく方法かも。
似たような質のお酒があったり、引っかけ問題があったりするので、
はずれてもおおらかに楽しみましょう!

◆全問正解すると…◆
見事6問正解された方は、名誉あるネームプレートが店内に掲げられます。
副賞として、赤鬼で使える金券一万円分をお贈りいたします。

◆お願い◆
最近、参加してくださる方が増えたので、ご来店後すぐにお申し込み頂いても
少々お待たせしてしまうことがあります。
確実に参加されたい方にはまずお席のご予約をお願いしておりますが、
ご予約いただいても、状況次第では、いらした時間にすぐに利き酒を
始められない場合がございます。どうかご理解、ご協力お願い致します。
少しでも効率よくすすめられますようスタッフも努力してまいります。
また、正解発表後のご連絡のため、解答用紙には忘れずにお名前とご連絡先を
ご記入ください。正解は店内でも当ブログでも発表いたします。

そのほか、わからないことがございましたら、当日でもご予約時でも
遠慮なくスタッフへお尋ねください。

♪♪♪

年に二回の、恒例の赤鬼利酒会。
前回、前々回と、全問正解はたったお一人でした。
毎回お知らせしていることですが、
ラインナップは普段赤鬼にてお出ししていない火入れのお酒となります。
いつもとはまた違ったお酒との対話を、
短い時間に集中して愉しんでみてくださいな。
毎回チャレンジされている方も、初めての方も、条件は同じ。
どうぞたくさんの方のご参加をお待ちしております。

なお、当日はもちろんオーナーも上京して一緒に利き酒をします、
どうぞお声をかけてくださいね。


それではみなさま、お待ちしております!



※文中の「利酒」の「利く」という字は本来「口へんに利」と書くのですが、
筆者のPCでは変換候補にありませんでした。
正確でなくてごめんなさい。※

皐月五月、今月の六品 その1

2012-05-03 09:40:10 | 酒の肴
風薫る五月となりました。
雨で肌寒い日もありますが、
気温はぐんぐん上がって陽のしたでは汗ばむようなこの頃。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

名物の月替わり料理「今月の六品」、
ゴールデンウィークまっただなかの朔日から
五月のメニューになりました。
今月も逸品揃いです、どうぞぜひ、おためしください!
いつものようにひとつずつ、ご紹介していきます。



「明日葉の黒胡麻和え」

滋養強壮、そして抗菌作用で知られる「明日葉」は、
別名八丈草ともいわれ、健康食品にも多用される葉野菜。
伊豆諸島では大島系の「赤茎」と八丈島系の「青茎」など
ところによって少しずつ種類が違うのだとか。
セリ科のほろ苦さと独特の風味を持つ葉は、天ぷらなどで
クセを和らげていただくのが一般的なようです。

この、栄養たっぷりの明日葉で一品作ったのはもちろん
八丈島出身のスタッフ浅沼です。
島では日頃からよく食されている野菜だそうですが、
ここではお酒にも合うように、シンプルに茹でて胡麻和えにしました。
炒って当たった黒胡麻のこうばしさと油気が、
明日葉の強い個性とぴったり合わさって、
甘さと苦みとコクの、力強いハーモニー。
箸休めというよりは箸をすすませお酒もすすむ、逸品です。

(浅沼作)



皐月五月、今月の六品 その2

2012-05-03 09:28:49 | 酒の肴
「そら豆の挟み揚げ」

上を向いて生るから、天豆というのだとか。
下ぶくれの愛嬌あるかたちと独特の風味で
この季節、大人気の酒肴となるそらまめは、
さっと茹でたのもよし、
さやごと焼き上げたのもまたよし。
(焼きそらまめはボードメニューにも登場します)。
その「季節の味」を、ちょっとひとひねりして、
おいしい揚げものに仕立ててみました。

ほんのり甘辛味に生姜を利かせ、半生に仕上げた豚挽肉を、
生のそら豆で挟み、天衣をつけてさっくり揚げています。
挽肉のやさしいうまみがホクホクのそら豆に絡まり、
添えた抹茶塩のさわやかさがさらに風味をひきたてます。
ひと手間かけたそら豆の一品、
どうぞジューシーな揚げたてを召し上がってください。

(菅作)


皐月五月、今月の六品 その3

2012-05-03 09:12:41 | 酒の肴
「穴子の押し寿司」

お寿司屋さんで「初夏の味」といえば、
やはり、穴子でしょうか。
夏にかけて白焼きや煮付けで登場させてきたアナゴですが、
今回初めて「押し寿司」に仕立ててみました。

新鮮な穴子を店で捌き、甘辛すぎずふんわりと炊きあげ、
これまたきれいな鮨飯に乗せてかるく重しをかけました。
しっとりと味のしみたつややかな穴子と
きれいに締まったご飯がきゅっと一体になって、
それが口の中でほどけていく旨さは、押し寿司ならでは。
魚も米も極上であるからこそうまれるこの上品さ、
添えた本わさびも爽やかに、
初夏の味を存分に楽しんでくださいな。

(大内作)


皐月五月、今月の六品 その4

2012-05-03 08:57:15 | 酒の肴
「帆立貝とアスパラガスの焼き浸し」

さわやかな五月は帆立貝の旬。
お刺身でも磯辺焼きでも人気のこのホタテ貝柱をつかって
洒落たひと皿ができました。
合わせたのはこれまた今が旬の、アスパラガスです。

焼いてから浸し地に着けたアスパラガスと新鮮な生の帆立貝を
自家製くるみ醤油で召し上がっていただきます。
アスパラのほろ苦さは伸びゆく生命力の力強さ。
口の中でとろけるような貝の旨みが踊る帆立貝。
そのまま食べてもおいしいふたつですが、
胡桃、カシューナッツ、ピーナッツ、胡麻などをブレンドした
特製くるみ醤油をからめると
ナッツの濃厚なコクが加わって、さらに風味絶佳。
お刺身ともお浸しとも違う粋な取り合わせを
お酒とともに、ほっこり味わってくださいな。

(中村作)



皐月五月、今月の六品 その5

2012-05-03 08:40:39 | 酒の肴
「鴨ロース三色焼き」

桜からつつじ、菜の花、チューリップ、
そして目にも鮮やかな若葉が青葉にかわってゆく季節。
そんな自然の花畑をうつしとったようなひと皿が登場しました。
「鴨ロースの三色焼き」です。

鳥専門店から仕入れている新鮮な鴨をしっとりと炊き上げ、
スライスして三色の具を挟んで軽くオーブンで焼いています。
黄色はびしゃ玉(卵をふんわりクリーム状に仕立てたもの)、
緑は湯がいてあらく潰した枝豆、赤はプチトマトです。
そのまま食べても美味しい柔らかシコシコの鴨に、
丁寧に下拵えした具材それぞれの風味が加わって、絶妙のハーモニー。
この手間と組み合わせ、板長でなければできない仕事です。
目にも舌にも愉しくておいしい、極上のひと皿を召し上がれ。

(菅作)

皐月五月、今月の六品 その6

2012-05-03 08:20:10 | 酒の肴
「いわしのロールキャベツ」

この「今月の六品」のなかに必ずひとつ入る定番、
いわゆる「赤鬼の小鍋立て」。
一年十二ヶ月、季節を折り込みながら、
中身もいろいろかわっていきます。
気温が上がって爽やかになってきたこの季節は、
ちょっと凝った煮もの炊きものを土鍋でちょいと仕上げて
お出しするスタイルになったりします。
そこで、今月はこれ。鰯のロールキャベツです。

新鮮な鰯をたたいてつみれのタネをつくり、
春キャベツできゅっと巻きました。
ほんのりお醤油味の出汁で野菜と煮込んでいます。
キャベツのやさしい甘さに包まれたつみれは
青魚のしっかりした旨味と生姜がきれいに合わさって、
ほろほろと口の中でほどけます。
人参、大根、ブロッコリーの彩りもきれいな
どことなく和洋折衷で栄養たっぷりの「初夏の小鍋」。
ぜひ、召し上がってくださいな。

(竹下作)