年明けは7日からとゆっくり始めさせていただいた
今年の赤鬼ですが、
初日から、恒例の「今月の~」シリーズをお出しして
すでに御好評をいただいております。
ご紹介が遅くなってすみません。
どれもスタッフが心を込めてつくった冬の味覚満載の「五品」です。
お読みになったかた、ぜひぜひ、おためしください!
「ササミと干し柿の胡麻和え」
お砂糖のない昔、お菓子の甘みは
柿を越えてはならない、といわれていたそうです。
昭和生まれの筆者は畑のわきや民家の庭に柿の木のある風景に
とても懐かしさをおぼえます。
そんなふうに、生活に寄り添って、ずっと食されてきた柿は、
使いようでさまざまな料理になっています。
柿なます、柿の白和え、大根と柿のサラダ…
どれも、柿の持つやさしい甘さを活かしたものですね。
しかし今回この一品に使ったのは、生の柿ではなく、干し柿です。
陽にあたってぎゅっと甘みが凝縮された柿の
ねっとりと濃い味を活かして、胡麻和えをつくりました。
合わせたのは淡泊で上品な鶏の笹身。
築地の鶏専門店から仕入れている赤鬼の鶏肉は美味しいので
毎回なにかとこの「今月~」シリーズでも使っていますが、
この上質のササミが、柿の濃さを受け止めつつ肉の旨味を醸し出します。
さらに、さっとゆがいたほうれん草のシャッキリ感とほろ苦さが加わり、
三位一体、絶妙のコンビネーション。
丁寧にあたった白ゴマの和え衣で
さわやかさとコクのまざりあう、粋な肴になりました。
箸休めというより、箸進めとでも言いたいような、
彩りもきれいな洒落た一品です。
(箕村作)
今年の赤鬼ですが、
初日から、恒例の「今月の~」シリーズをお出しして
すでに御好評をいただいております。
ご紹介が遅くなってすみません。
どれもスタッフが心を込めてつくった冬の味覚満載の「五品」です。
お読みになったかた、ぜひぜひ、おためしください!
「ササミと干し柿の胡麻和え」
お砂糖のない昔、お菓子の甘みは
柿を越えてはならない、といわれていたそうです。
昭和生まれの筆者は畑のわきや民家の庭に柿の木のある風景に
とても懐かしさをおぼえます。
そんなふうに、生活に寄り添って、ずっと食されてきた柿は、
使いようでさまざまな料理になっています。
柿なます、柿の白和え、大根と柿のサラダ…
どれも、柿の持つやさしい甘さを活かしたものですね。
しかし今回この一品に使ったのは、生の柿ではなく、干し柿です。
陽にあたってぎゅっと甘みが凝縮された柿の
ねっとりと濃い味を活かして、胡麻和えをつくりました。
合わせたのは淡泊で上品な鶏の笹身。
築地の鶏専門店から仕入れている赤鬼の鶏肉は美味しいので
毎回なにかとこの「今月~」シリーズでも使っていますが、
この上質のササミが、柿の濃さを受け止めつつ肉の旨味を醸し出します。
さらに、さっとゆがいたほうれん草のシャッキリ感とほろ苦さが加わり、
三位一体、絶妙のコンビネーション。
丁寧にあたった白ゴマの和え衣で
さわやかさとコクのまざりあう、粋な肴になりました。
箸休めというより、箸進めとでも言いたいような、
彩りもきれいな洒落た一品です。
(箕村作)