『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

睦月1月、今月の四品 その1

2011-01-06 13:09:27 | 酒の肴
2011年、あたらしい年が明けました。
今年も、おいしいお酒とおいしい肴で皆さまをお迎えいたします。

恒例の、「今月の四品」が、できました。
新鮮な素材をつかい、旬を盛り込み、丁寧に仕込みをして、
みなさまに召し上がっていただけるのをお待ちしています。
月替わりのおいしい四品を、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは、いつものように順番にご紹介していきますね。



「柿と粟麩の白酢和え」

むかし、料理の甘みは柿を越えないように、と言われたそうです。
砂糖の出回っていない時代、柿のやさしい甘さはからだを緩め、
秋から冬の寒さをやわらげてくれたことでしょう。
田舎に行けば、必ず庭の隅や畑のわきに、柿の木がありました。
そして、柿は実はお酒を飲む人には強い味方の果物。
アルコール分解を促進する成分があります。
http://www.shokuhinjiten.com/kudamono/persimmon.html

そんな柿をつかって、ちょいと粋につくった白酢和え。
普通はお豆腐と胡麻でつくる白和えですが、贅沢にゆばを使ってみました。
そこにすこしいいお酢を加え、さっぱりと衣を仕上げてあります。
柿と一緒に和えたのは、粟麩。
粟を練り込んだ淡い黄色の生麩です。
もちもちとしたこの粟麩をこんがりと焼いてから、さっと出汁をふくませ、
柿と合わせました。
大豆も柿も胡麻も麩も、それぞれほのかな甘みを持つ素材。
それらの奏でるハーモニーがお酢のきれいな味でひきしめられた、
なんともオツな、彩りきれいな酒肴です。
おためしあれ!

(中村作)



睦月1月、今月の四品 その2

2011-01-06 13:01:09 | 酒の肴

「大根とアサリの酒蒸し」

一年中手を変え品を替えてお出ししている赤鬼定番の「小鍋立て」。
しかし冬の間は、みなさまも様々なお鍋を囲む機会の多いことでしょう。
そこで、今回の「四品」のお鍋は、シンプルな酒蒸しにしてみました。
素材のメインは、浅蜊と大根。
すこし形はちがいますが、池波正太郎さんも好まれたという組み合わせです。
シンプルなだけに、出汁、お酒、素材の良さが決め手になります。
アサリのうまみが大根に染み込み、葱と青菜もふわっと湯気に包まれて。
滋養もたっぷり、やさしくて、芯からあたたまるお鍋です。

(中村作)





睦月1月、今月の四品 その3

2011-01-06 12:54:20 | 酒の肴

「白菜とスモークサーモンのサラダ」

冬野菜は根菜が多いのですが、
葉物の代表格といえば白菜とほうれん草ですね。
霜にあたって甘みを増した白菜のおいしい季節です。
お鍋に入れてもよいのですが、今月は、
みずみずしい新鮮な白菜を、サラダに仕立ててみました。
合わせたのはスモークサーモン。
つなぎは特製のタルタルドレッシング。
ほのかなサーモンの薫香がからまったしっかりめの味付けです。
サーモンのねっとり、白菜のシャキシャキ、
異なる食感も楽しい、冬のサラダです。

(北原作)

睦月1月、今月の四品 その4

2011-01-06 12:45:29 | 酒の肴
「お餅の揚げ出し」

お正月らしいものといえば、まずお餅。
昨年もお餅の入った小鍋をお出しして好評をいただきました。
しかしみなさま、焼き餅もお雑煮も
きっとお正月のお休み中に召し上がっていらっしゃることでしょう。
そこで、ちょっとひとひねり。
からりと揚げたお餅と鶏肉に、濃いめの出汁をさっとかけました。
こうばしい揚げたてのお餅はとろけるようにやわらかく、
醤油味の出汁によく合って、鶏と葱と椎茸が味を引き立てます。
熱々を、ふうふういいながら、どうぞ。

(北原作)


明けましておめでとうございます!

2011-01-03 10:54:39 | イベント、お知らせ

東京・世田谷はおだやかに晴れて、
素晴らしい日和の年明けとなりました。
このブログを読んでくださっている皆さまに、
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

明けましておめでとうございます!

旧年中はたいへんお世話になりました、ありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


赤鬼は1月6日(木)からの営業です。
新しいメニューと新酒の数々をご用意して
みなさまのお越しをお待ちしております。
あらたな一年、今まで以上にいいお店を創っていけるよう
スタッフ一同精進して参ります。
これからも、どうぞご贔屓に!