『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

師走12月、今月の六品 その1

2014-12-03 23:54:32 | 酒の肴
木々も落葉し朝晩の冷え込みもきつくなってきた昨今、
みなさま、お元気でいらっしゃいますか?
風邪など召されていませんでしょうか?

今月も、身も心もほっこりとあたたかくなるような
美味しい美味しい「六品」ができました。
スタッフが試行錯誤をかさねてつくった自信作ばかりです。
ぜひぜひ、おためしくださいませ。
ひとつずつ、ご紹介していきます。



「ウニの海苔天ぷら」

寒さで縮こまった身に、
カリッと揚がった熱々の天ぷらは嬉しいものですね。
軽くて、つまみになって、お酒をうんと引き立てる。
そんな小粋な、美味しい天ぷらをつくりました。
雲丹と海苔、磯のかおりがひびきあう、こうばしい一品です。

とろりとした雲丹のうまみとしっかりした海苔の香味が
さっくりした衣に包まれて一体に。
ちょっと贅沢だけれど、気軽に食べられる、
さあ、このひと皿で今宵も美味しく呑みましょう!

(箕村作)




師走12月、今月の六品 その2

2014-12-03 23:43:40 | 酒の肴
「湯葉の豆乳茶碗蒸し」

茶碗蒸し、メニューにあったら絶対オーダーする!
というひとは少なくないのでは、とおもいます。
赤鬼のいいお出汁でぷるん、とつくった茶碗蒸しは
シンプルな仕立てでも間違いなく美味しいけれど、
そこに京都のゆば長さんから取り寄せている
特上の湯葉をいれてみました。

ゆばと豆乳が醸し出す奥深いやわらかなあまさと
馥郁たる大豆の風味が、
海老、茸、三つ葉の具材を包み込んで
ふんわりと器を満たしています。
やさしい餡でさらにしっとりと。
お酒の前にも後にも途中にも、なんども口に運びたくなる
とっておきのごちそう茶碗蒸しです。

(箕村作)



師走12月、今月の六品 その4

2014-12-03 23:28:17 | 酒の肴
「朝〆鶏とでっかい椎茸の焼き浸し」

お出汁を褒めてくださるかたが、時々いらっしゃいます。
そう、赤鬼のお出汁はとっても贅沢に、
いい鰹節といい昆布で丁寧にひいているのです。
そのお出汁のうまさをさらにパワーアップしたひと品がこれ、
鶏と椎茸の焼き浸しです。

鶏専門店から仕入れる朝締めの新鮮な鶏をパリッとこうばしく焼き、
プリプリと肉厚な椎茸を滋味をぎゅっと閉じ込めて焼き。
これだけでも存分に美味しいのですが、
そこに熱々のお出汁を張り、露地ものの春菊を添えれば、もう最強。
シンプルなだけにごまかしのきかないひと皿は、
いい素材のうまみがぶつかり合う一点を狙い撃ち!
「こういうの、食べたかった~」と笑顔になること請け合いです。

(中村作)




師走12月、今月の六品 その4

2014-12-03 23:20:04 | 酒の肴
「極上!合鴨ロース煮」

いつも仕入れている築地の鶏専門店には、
美味しい鴨も入ります。
昨冬はお鍋に仕立てて好評だった合鴨を
柔らかく炊いて極上の酒肴に仕立てました。

風味豊かな脂身、しっとりとした赤身。
噛みしめるとジューシーな肉の旨味がにじみ、
ほの甘い干し柿とネギ味噌のソースが
野性味ある鴨をぐっと引き立てて、口の中でとろけます。
んまいっ!と思わず顔がほころんでしまう、
そしてお酒もきゅっと進んでしまう、
ちょっと贅沢な気分になれるひと皿です。

(松本作)


師走12月、今月の六品 その5

2014-12-03 22:53:33 | 酒の肴
「鱈と白菜のオーブン焼き」

冬、鱈の美味しくなる季節です。
魚へんに雪と書くとおり、きれいな白身が身上。
この、味の乗った鱈と、鱈の白子、白菜。
冬の「白」の三題噺のような素材を合わせて
オーブン焼きのひと皿にしました。

すこし甘辛く煮付けた鱈の身、クリーミーな白子、
霜に当たって甘くなった白菜…
酒粕をふんわりと効かせたソースが単体でも十分美味しい三つの味を
さらに引き立て、しっくりとまとめています。
表面カリッと香ばしく、中は熱々ジューシー、
渾然一体の冬の妙味、存分に愉しんでくださいな。

(大内作)

師走12月、今月の六品 その6

2014-12-03 22:44:55 | 酒の肴
「カキ込みご飯」

この六品に必ず入る「小鍋立て」、
今月はなんと、土鍋で炊くごはんにしてみました!
以前にお出ししたうにご飯も大好評でしたが、
今回は今が旬、冬ならではの牡蠣の炊き込みご飯です。

牡蠣の旨みとほろ苦さがしっかりとしみ込み、
ぴりっと効いた生姜がアクセントになって
お箸がどんどん進んでしまいます。
土鍋ご飯の醍醐味であるお焦げもこうばしい風味たっぷり。
気づいたらお鍋が空に、お腹も心も満たされて…
そんな幸せな〆で、
暮れの忙しい一日をほっこりと終えてくださいな。

(オーダーをいただいてから炊き上げます、
お時間がかかりますので、ご注文はお早めにお願いいたします)。

(藤重作)