『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

年末年始の営業のお知らせ

2008-12-21 14:07:44 | イベント、お知らせ
暖かかったり、冷え込んだり。
今日は一年で一番夜の長い日、冬至ですね。
クリスマスカードと年賀ハガキのともに並ぶ店先、
商店街のイルミネーション、
黄色い葉を次々に落としていく銀杏並木。
12月らしい慌ただしさとともに、2008年は暮れていこうとしています。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。


先日もちらっと書きましたが、
年末と年始の営業日について、あらためてお知らせいたします。

☆2008年、今年の年末は、29日(月曜日)まで営業いたします。

☆2009年、来年の年始は、5日(月曜日)から営業いたします。

月曜日までで月曜日から、と覚えていただけると幸いです。
営業時間は通常どおりです。
平日は夕方5時半から夜中12時半まで。
(おつまみのラストオーダー11時半、お酒のラストオーダー12時です)。
ちなみに日曜祭日は開店時間、閉店時間ともに30分ずつ早くなります。
土曜日は閉店時間は平日と同じですが開店は5時です。


忘年会スケジュールもそろそろ落ち着いてきたころでしょうか。
ぼちぼちと新酒が出始めました。
汲みたてにごり酒やおりがらみの新酒、新しく入荷した燗酒など、
お酒のラインナップも変化しつつあります。
暮れのひととき、もしお時間がありましたら、赤鬼でゆるりと一献を。

はやい時間はご予約をいただいて混みあうことも多々ありますが、
9時以降、少し遅めの時間帯だと、比較的ゆっくりしていただけそうです。
ご都合に合わせてどうぞご遠慮なくお問い合わせくださいませ。
何れのお時間でも、スタッフ一同、気合いを入れてお待ちしております。






師走12月、今月の四品その1

2008-12-03 14:19:41 | 酒の肴
木々は色づき落葉し、空気は乾燥し、朝晩には息も白く、
夜空の星はオリオン座、街はクリスマスのイルミネーション。
12月、一年の締めくくりの月となりました。
みなさまお元気でお過ごしでしょうか。

さて、今月も一昨日より「今月の四品」が更新されています。
それぞれに工夫を凝らした季節限定のメニューです。
いつものように写真付きでご紹介いたします、
ご来店の際にはぜひお試しくださいな。




◆真鱈と蕪のみぞれ鍋◆

さむいときにはお鍋!
身体も心もあたたまるお鍋は、日本酒とも良く合う、
冬の酒肴の代表ですね。
本格的な冬の到来を前に、定番の小鍋立てシリーズにも
新作が登場しました。
淡雪のような、白の美しいみぞれ鍋です。

淡泊で上品なタラは冬のおさかな。
この真鱈の身とアラ、蕪とその葉っぱ、
そしてふっくりと太った冬の葱を、
擂りおろした蕪と昆布出汁でさっと煮ています。
三つの白い素材、それぞれの滋味がとけこんだみぞれ仕立てです。
どうぞ汁ごと熱々を召し上がってくださいね。
蕪のやさしい甘みと鱈のうまみが効いたスープには
生醤油とスダチがぴりっと、よく合います。

このお鍋のもうひとつのポイントは、
具のほうの蕪を、入れる直前にさっと揚げてあること。
コクが加わり、蕪のおいしさが凝縮されて、
ひと味ちがうみぞれ鍋になっています。
是非、おためしあれ。




師走12月、今月の四品その2

2008-12-03 13:55:47 | 酒の肴
◆春菊のチャンプルー◆


「今月の四品」に炒めものが登場したのは
初めてかもしれません。
定番となった「豚の角煮」や
ひそかにファンのいる「クーブイリチー」など
沖縄料理をもレパートリーに持つ仲村ですが、
今回は「日本酒に合うチャンプルー」をつくってみました。

「青菜炒め」の感覚でさっと仕上げたチャンプルーは
春菊の歯ごたえとほろにがさが豚肉のコクと絶妙に絡み、
お豆腐のかわりに厚揚げが入ってアクセントに。
そして隠し味は、あさりの出汁です。
このうまみが日本酒とよく合って、お箸もお猪口も進みますよ。

師走12月、今月の四品その3

2008-12-03 13:38:13 | 酒の肴
◆コンビーフの揚げ春巻◆


今月の四品の三つめは、揚げものです。
パンロール揚げやチーズ春巻など、
今までにもひねりある揚げものを考案してきたスタッフ千葉ですが、
今回初登場は、なんとコンビーフ。

具材はいたってシンプルです。
コンビーフ、千切りのキャベツ、そしてチーズを
春巻きの皮で包んで揚げてあるだけ。
しかしこの分量と組み合わせの妙で、なかなかにオツな一品となりました。
コンビーフとチーズの塩味がきいていて、
キャベツの爽やかさが味をつなぎつつ歯ごたえにもなっています。
もともと全部生でたべられる素材ですから、
軽く揚げてそれぞれの食感を活かしているのです。
そのままサクサクと頬張れば、キュッと一口、ビールがすすみますよ~。


師走12月、今月の四品その4

2008-12-03 13:24:41 | 酒の肴
◆ほうれん草と揚げ牛蒡の胡麻和え◆

筆者が子供の頃、ほうれん草というのは冬の野菜でした。
筍は春、そら豆は初夏、キュウリや茄子は夏、芋や果物は秋、
そして白菜やほうれん草は冬の野菜として
その時期にはたくさん出回りましたが
ほかの季節、八百屋さんの店先にはなかったように思います。
今は流通網が発達してお魚でも野菜でもいろいろな産地のものを
季節を問わず食べられるようになりましたが、
やはり、霜にあたってあまみを増した冬の露地物のほうれん草は
季節感があって格別のように思います。

冬の和えもの。
肉厚の葉の、しっとりしたほうれん草と、
身体を温める根菜の代表格であるゴボウとを、
コクのある黒胡麻和えに仕立ててみました。
ささがきの牛蒡はカリッと揚がっていて、
食感のちがいもたのしめます。
ビタミンの不足しがちな冬に、こんなお野菜の一品はいかがでしょうか。