『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

恒例 赤鬼浴衣会のお知らせ

2009-07-15 14:30:33 | イベント、お知らせ
梅雨明けして、まっさおな夏空となった東京・三軒茶屋。
風の強い今日は、日中34度まで気温が上がりました。
仕事帰りの一杯のビール、そして暑さに疲れた身体に染みる一杯のお酒が
おいしい季節になりましたね。
みなさま、如何お過ごしでしょうか。

さて、毎年の夏恒例の「赤鬼浴衣会」を、今年も行います。
昨年と同じく、7月と8月の最終土曜日&日曜日の開催です。
つまり7月は25(土)と26(日)、
8月は29(土)と30(日)となります。
暑いさなかですが、浴衣を着て、
夏の夕方の風流を楽しみながらお酒を飲みましょう、という会です。
この4日間、ゆかたを着てご来店いただいたお客様は、
お会計から男性一割引、女性二割引、いたします。
どうぞお時間がございましたら、ぜひ、ゆかたでお越しくださいませ。
(浴衣でないと入れない、ということではないです、念のため…)。

毎度のことながら(昨年も一昨年も7月の当ブログで書きましたが)
イベントの時はたいへん混みあいます。
お手数ですがお席の確認、ご予約をしていただけますと
たいへん有り難いです。
お馴染みになりました刺身の盛り合わせや
健生庵山愚より直送のお蕎麦についても、
早めに承ったほうが確実にお出しできますので、
どうぞ当日でも、遠慮なくお電話くださいますようお願い申し上げます。

この4日間は従業員も浴衣姿で皆さまをお迎えします。
また、ちょっとしたデザートの用意もありますので、
どうぞお誘い合わせていらしてくださいませ。
まずはお電話お待ちしております!



☆ご参考までに…
アニメゆかた着付け&帯結び講座
(男性むけページもあります)
http://yukatalism.com/html/sp_kituke.php


文月七月、今月の六品 その1

2009-07-03 12:26:01 | 酒の肴
梅雨空がまだぐずついている、昨今の東京。
先月「六品」をご紹介してから、
あっという間に一ヶ月経ってしまいました。
そして、今月も、新しい夏の料理ができました。

どれもお酒に合うものばかりです、
ぜひぜひ、お試しくださいませ。

それではいつものとおり、ひとつずつご紹介していきます。




「土鍋でゴーヤチャンプルー」

夏といえば、夏野菜。
茄子、玉蜀黍、万願寺唐辛子、茗荷、そしてゴーヤ。
今月も夏の野菜をつかった料理がたくさん登場しています。

にがうり、との名のごとく、
ほろにがい風味が夏バテに効くというゴーヤ。
今月は、ゴーヤ料理の定番であるチャンプルー(炒めもの)を
赤鬼定番の小鍋立てに、してみました。
合わせたのはSPAMと厚揚げ。
出汁を効かせて、卵とじに仕上げました。

土鍋の余熱でふっくらとした玉子の黄色に、
SPAMの紅み、ゴーヤの緑、厚揚げの白といろどりも賑やか。
冷房で冷えた身体もあたたまる、
夏ならではの鍋料理です。





文月七月、今月の六品 その2

2009-07-03 12:17:11 | 酒の肴
「とうもろこしと万願寺唐辛子の天ぷら」


もはや名物となっている赤鬼の「とうもろこし天」がカムバック!
シーズン中にはリピーター続々の、毎夏の人気メニューです。
秋や冬に「ないの?」とお問い合わせをいただくこともあるのですが、
やはり、とうもろこしといえば、夏。
プチプチとあまい、粒よりのものが出回ってきたこれからが、本番です。

かき揚げではなく、ブロックで揚げてあるのがポイントのこの天ぷら、
揚げたてをおいしいお塩でどうぞ。
一緒に揚げたのは、京の夏野菜、万願寺とうがらし。
青みのしっかりした大きな唐辛子(辛くないです)のシャッキリ感と
甘いとうもろこしのサクサクした歯触り。
味も食感もまさに夏、の取り合わせなのです。

文月七月、今月の六品 その3

2009-07-03 11:59:37 | 酒の肴
「穴子のせ冷ややっこ」

先月に引き続き、人気の穴子をつかった一品が登場しました。
チーズとこっくり和えた先月とは打って変わって、
今回はさっぱりと、お豆腐との取り合わせです。

千切りの茗荷と和えた煮穴子を、冷や奴に載せた、
一見してシンプルな料理ですが、
ポイントはやはり、穴子にあります。
白醤油と甘めの梅をつかってすっきりと煮上げた穴子は
色合いも風味も、夏らしいさわやかさ。
ツメを煮こごりに仕立てて和えてあります。
夏の宵にはこんな粋な酒肴で一献、いかがでしょうか?





文月七月、今月の六品 その4

2009-07-03 11:46:11 | 酒の肴
「ゆばの雲丹のせ 海苔あんかけ」

赤鬼名物の<汲み上げゆば>は、京都のゆば長さんから取り寄せています
(半年ほど前の「滝さん日記」に、ゆば長さんの見学記がupされています、
興味ある方はどうぞ)。
やわらかななかに大豆の風味がこっくりと活きたおいしい生ゆばです。
シンプルにわさび醤油でもおいしいのですが、
今月は贅沢に、海苔あんと生うにを取り合わせてみました。

上品な出汁のきいた、海苔入りのあんを敷き、ふんわりとゆばを盛ります。
載せた生うにの鮮やかな山吹色、そして天盛りのわさび。
少しずつちがうとろっとした食感と、それぞれのコクをたのしめます。
海のものと畑のものとの出会いからうまれた
なかなかにお酒のすすむ一品です。

文月七月、今月の六品 その5

2009-07-03 11:31:00 | 酒の肴
「冷やし鱧しんじょ」

初夏を代表するお魚のひとつが、鱧(ハモ)。
淡泊な中にもおさかなのうまみが凝縮された国産ハモのすりみを、
しんじょに仕立てました。
しんじょとは、魚や海老などのすり身の練りもので、
よく椀だねなどになりますね。

鱧だけだとポソっとした口当たりになるので、そこにはんぺんを加えて
なめらかにまとめました。
昆布だしでさっと火を入れて、よく冷やし、
茹でたつるむらさきを添えて、酢醤油でさっぱりと。
つるむらさき独特のねばり気と風味が、ハモを引き立てます。
目にも鮮やかな白と緑で、
ちょいとオツな夏のひと皿です。






文月七月、今月の六品 その6

2009-07-03 11:23:37 | 酒の肴
「サラダほうれん草と水茄子のサラダ」

日本酒に合うサラダシリーズ、夏バージョンができました。
ほうれん草というと冬の霜にあたった肉厚な葉を思い浮かべますが、
昨今は、サラダほうれん草という、アクがなく食べやすいものが
出回っています。
これを、この季節の定番である水茄子と合わせてみました。

さっくりとドレッシングで和えた両者に、
カリカリに焼いたベーコンと削ったチーズをトッピング。
ほうれん草、ベーコン、茄子、チーズとくれば、味の相性も抜群です。
さらに温泉玉子を添えてお出ししますので、
かるく混ぜて召し上がってくださいな。
夏気分満載のさわやかなサラダです。