『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

毎年恒例 赤鬼浴衣会のお知らせ

2011-07-13 02:09:57 | イベント、お知らせ
梅雨も明け、暑さもいよいよ本番の、夏。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

今年もやってまいりました、
赤鬼の浴衣会(ゆかたかい)が
例年通り、7月と8月の最終土曜日&最終日曜日に
開催されます。
日付けでいうと、
7月30日(土)、31日(日)
8月27日(土)、28日(日)
の四日間です。

この日、ゆかたを着てご来店くださったお客さまは、
お会計より
女性→二割引
男性→一割引
と、させていただきます。

暑熱の日の夕方、浴衣を着て、涼やかに一献。
そういう風流をたのしむ会として
長年赤鬼で続いてきた夏の行事です。

どうぞみなさま、お誘い合わせて、
ぜひ、ゆかたでお越し下さいませ。
従業員もゆかたにて皆様をお迎えいたします。
この四日間だけのスペシャルデザートもご用意しております。
ご予約、お待ちしております!



文月七月、今月の六品 その1

2011-07-04 22:29:05 | 酒の肴
むくむくと入道雲に縁取られた蒼い空。
毎日のように軒を濡らしていた雨の勢いもようようおさまりつつ、
これから暑い夏がはじまろうとしています。
みなさま、如何お過ごしでしょうか。

すこし遅くなりましたが、
今月も、月替わりのメニューをお知らせいたします。
先月から赤鬼に参りました新料理長・菅が二品つくりましたので、
今月は、四品でなく六品という、賑やかなお目見えになりました。
どれもこれも夏を彩る自信作。
ぜひ、おためしくださいね!

それではひとつずつ、ご紹介していきます。


「アジとツルムラサキの芥子和え」

その名のとおり、茎のところがきれいな紫色をしているつるむらさきは、
粘り気と、独特のほろ苦さが特徴の葉野菜。
モロヘイヤなどとおなじくとっても栄養豊富な素材です。
そのクセをうまく活かして、
夏の青魚の代表である、鯵と合わせてみました。

新鮮な鯵をさばいて少し漬けにし、
ぴりっとした芥子醤油でツルムラサキと和えています。
ツルムラサキのビタミンと、鯵のDHA、期せずして栄養も満点の一品。
素材どうしがねっとりしっかり絡んだ複雑なハーモニーに、
芥子のアクセントがツン!と効いて、
口に運んではお酒をクイっと、のループにはまりそうです。
シンプルにしてベストマッチング。
ずらり揃った日本酒の味をひきたてること間違いなしの、
オツな酒肴でございます。

(中村作)








文月七月、今月の六品 その2

2011-07-04 22:18:19 | 酒の肴

「じゃがいも饅頭」

水分ばかりとって体力が落ちていく夏は、
しっかりした味のもので栄養を取ることが大事。
食欲をそそりつつ、かつおなかには優しい。
そんな一品がこれです。
「じゃが芋の揚げ饅頭」。

餃子のフィリングのように、豚挽き肉と韮であんを作り、
蒸したじゃが芋を少しくずしてそのあんを包み、
仕上げに丸ごとさっくりと揚げました。
見た目はブコツでさりげないのですが、
実はとても手間をかけています。

疲労回復にばっちり効く豚肉、ビタミン豊富なニラ。
おなかの調子をととのえてくれるじゃが芋。
アクセントがありながらもほっくり仕上がった、
なかなかおうちでは出来ないひと品は、
こうばしい揚げたてがビールにも日本酒にも合って
あとをひくこと、うけあいです。

(北原作)



文月七月、今月の六品 その3

2011-07-04 22:08:55 | 酒の肴

「鶏とトマトの煮浸し」

そろそろ梅雨明けでしょうか、
突き刺すような夏の光の降るこのごろ。
この「今月の~品」でも夏の定番なのは、
夏のお酒を支えてくれる名脇役、
しっとりと味を含ませたつめたい煮もの。
毎年茄子やら冬瓜やらで、登場しているメニューです。

今回は、すこし目先を変えて、
築地の専門店から仕入れているおいしい鶏を、
煮ものに仕立ててみました。
合わせたのはなんと、あえかな酸味が食欲をそそる、トマト。

鶏とトマトとズッキーニ。素材だけ見るとイタリアン、
でもたべてみるとしっかり出汁が含ませてあって、
まさに滋養!なおいしさです。
赤白緑の色合いも、歯ごたえのちがいもたのしめて、
鶏にはトマトのさわやかさが、トマトには鶏のうまみがうつり、
しみじみと夏のおなかにおさまっていきます。
淡くきれいな味の中にもしっかりと素材のコクを感じる
絶妙な加減の、煮ものです。

(北原作)

文月七月、今月の六品 その4

2011-07-04 21:59:43 | 酒の肴

「ゴーヤと海老のさっぱりサラダ」

瓜といえば夏。
胡瓜、苦瓜、冬瓜…
みずみずしい水分をたっぷりと含んだ瓜類は、
ほてった身体を適度に冷やし、水分排出に役立ってくれる
夏の旬の食材です。

独特のほろにがさがおいしいゴーヤを、
この季節にうれしいさっぱりしたサラダに仕立ててみました。
淡い塩味で浅漬けにしたゴーヤと茗荷と玉葱に、
プリプリに茹でた海老を合わせてさっくりと和え、
プチトマトの赤も入って目にも涼やか。
素材に味が入っているのでごくシンプルなドレッシングで
シャキシャキとたくさん食べられてしまいます。
お漬け物とサラダのいいとこ取りをしたような一品は、
食欲のない暑い日にも箸のすすむ、
さわやかでヘルシーな酒肴です。

(中村作)

文月七月、今月の六品 その5

2011-07-04 21:49:52 | 酒の肴

「合鴨ロース煮」

今月から登場した新料理長、菅のデビュー作は、
和食のなかでも王道の二品でございます。
ひとつは、「合鴨のロース煮」。
日本酒によく合い、しかも素材や味つけのよさが
はっきりと出る、ごまかせないメニューです。

おいしい鶏を扱う築地の専門店から、
思い切って生の新鮮な合鴨を仕入れました。
そのため原価率がすごいことになってるのですが(笑)
冷凍物とは全然違う、しっとりした味わい。
噛みしめればお肉の力強さが口いっぱいに拡がります。
そのおいしさを活かすべく絶妙な加減で炊き上げました。
ふんわり、シコシコ、歯ごたえも染み出すお味も余韻嫋々。
「おいしいものたべた!」と顔がほころぶことまちがいなしの
直球勝負な逸品です。

(菅作)


文月七月、今月の六品 その6

2011-07-04 21:41:49 | 酒の肴

「どじょう柳川鍋」

夏でもやります、赤鬼の小鍋立て。
今月はなんと、赤鬼にて始めてのお目見え、
どじょうのお鍋です。

夏の精力のもととして庶民に愛されてきたどぜう。
卵と葱とでふんわりととじた柳川鍋は、
お酒に合うことはいうまでもなく、
冷房で冷えた身体をしかりとあたためてくれますよ。
さばきたての新鮮な泥鰌は滋養満点。
少しコクのある出汁で仕立てたお鍋は
夏の元気のもとになること、間違いなしです。
新料理長ならではの、王道かつ赤鬼初の一品、
ぜひ、おためしください♪

(菅作)