あらためて、新年おめでとうございます。
松の内も過ぎ、お天気にも変化が見えて、
冬らしい寒さのなかでお過ごしと思います、
みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか。
本年も赤鬼をどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、おそくなりましたが、
「今月の四品」もあらたまりました。
今年も、季節感を大切にし、旬のものや意外な組み合わせを取り入れて
いろいろなお料理をお膳立てしてまいりたいとおもいます。
スタッフが五感を研ぎ知恵を絞って毎月創作する四品を
2009年もどうぞよしなに、ご贔屓に。
それではいつものとおり、
ひとつずつご紹介していきます。
「菜の花と豚の酒蒸し」
菜の花は、本来春先の花であり食材ですね。
昨今はものの流通経路がどんどん発達して、
北からも南からも、ひと足早く旬を迎えた
お野菜やらお魚やらが届くようになりました。
今月は「新春」にあわせて、春のさきがけとなるような
鮮やかなさみどりの菜の花を、つかってみました。
ほろにがい、という味覚があります。
春先にたべられる植物のほろにがさは
冬の間ねむっていた身体をやさしく起こし、
活動的な季節の到来へ、五感を呼び覚ますものとされてきました。
ふきのとう、たらの芽、芹、つくしの子、そして菜の花…。
たしかに、食べると、縮こまっていた身体がノックされて
少しずつ伸びやかになっていくような感じがあります。
しかし実際はまだ寒い季節。
身体には滋養の要る季節でもあります。
そこで合わせたのが、鍋ものではもうゴールデンコンビである
豚肉とあさりです。
豚と浅蜊の組み合わせは、アレンテージョ風というのでしたか、
とおくスペインやポルトガルでもその取り合わせの料理があります。
このふたつの食材の相性のよさ、相乗効果は
洋の東西を問わず知られているのですね。
濃厚な貝のうまみ、しっとりした豚肉のやさしい脂と味わい、
そこにアクセントを効かせるのは
菜の花のほろにがさと目に鮮やかな緑いろ。
さらに舞茸を入れてきのこの滋味もプラス。
小さな土鍋で酒蒸ししたこの料理、
海の味、山の味、里の味、森の味のハーモニーを
どうぞお愉しみくださいな。
松の内も過ぎ、お天気にも変化が見えて、
冬らしい寒さのなかでお過ごしと思います、
みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか。
本年も赤鬼をどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、おそくなりましたが、
「今月の四品」もあらたまりました。
今年も、季節感を大切にし、旬のものや意外な組み合わせを取り入れて
いろいろなお料理をお膳立てしてまいりたいとおもいます。
スタッフが五感を研ぎ知恵を絞って毎月創作する四品を
2009年もどうぞよしなに、ご贔屓に。
それではいつものとおり、
ひとつずつご紹介していきます。
「菜の花と豚の酒蒸し」
菜の花は、本来春先の花であり食材ですね。
昨今はものの流通経路がどんどん発達して、
北からも南からも、ひと足早く旬を迎えた
お野菜やらお魚やらが届くようになりました。
今月は「新春」にあわせて、春のさきがけとなるような
鮮やかなさみどりの菜の花を、つかってみました。
ほろにがい、という味覚があります。
春先にたべられる植物のほろにがさは
冬の間ねむっていた身体をやさしく起こし、
活動的な季節の到来へ、五感を呼び覚ますものとされてきました。
ふきのとう、たらの芽、芹、つくしの子、そして菜の花…。
たしかに、食べると、縮こまっていた身体がノックされて
少しずつ伸びやかになっていくような感じがあります。
しかし実際はまだ寒い季節。
身体には滋養の要る季節でもあります。
そこで合わせたのが、鍋ものではもうゴールデンコンビである
豚肉とあさりです。
豚と浅蜊の組み合わせは、アレンテージョ風というのでしたか、
とおくスペインやポルトガルでもその取り合わせの料理があります。
このふたつの食材の相性のよさ、相乗効果は
洋の東西を問わず知られているのですね。
濃厚な貝のうまみ、しっとりした豚肉のやさしい脂と味わい、
そこにアクセントを効かせるのは
菜の花のほろにがさと目に鮮やかな緑いろ。
さらに舞茸を入れてきのこの滋味もプラス。
小さな土鍋で酒蒸ししたこの料理、
海の味、山の味、里の味、森の味のハーモニーを
どうぞお愉しみくださいな。