『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

長月九月、今月の四品 その4

2018-09-01 21:27:14 | 酒の肴
「本まぐろの燻製」 1000円

毎日お刺身でお出ししている生の本鮪。
今月は、その本マグロをなんと燻製に仕立てました。
赤身のコクとねっとりした旨味が
加減よく自家燻製することでいっそう深まり、
薫香と柔らかな酸味も出て、酒肴としてさらにグレードアップしています。
お刺身とはまた違う、でも良い素材でないとつくれない、
そんな贅沢な逸品を、どうぞ今宵の一献のお供に。
いつもよりちょっとだけ、盃が進んでしまうかもしれません♡

(箕村作)


長月九月、今月の四品 その3

2018-09-01 21:25:46 | 酒の肴
「ウツボの唐揚げ土佐酢がけ」 900円

グランドメニューに載せている「鯵の唐揚げ 土佐酢がけ」。
揚げたてのところにジュワッとかける土佐酢、
音も含めてのご馳走として長いことお出ししてきました。
これは先々代の店長であった仲村氏(今は大岡山「樋川」の大将)が
考案したメニューですが、
今回、なんと、当代の板長がウツボでおつくりいたします♪

海のギャングと言われるウツボ、実はどう猛な見かけとは裏腹に、
身は淡白で上品、皮のゼラチン質もジューシーで美味しいのです。
からりと揚がった熱々に旨い土佐酢、鉄板の組み合わせを
今宵はウツボで、是非おためしください!

(大槻作)

長月九月、今月の四品 その2

2018-09-01 21:24:09 | 酒の肴
「鶏とごぼうの胡麻酢和え」 700円

築地の鶏肉専門店から毎日仕入れる朝〆の美味しい地鶏、
その鶏肉を使ったひと皿を、今月もつくりました。
しっとりと炊いた胸肉と、これまた淡く上品に炊いた笹ごぼう。
ほんのりとした甘みとやわらかい酸味のきれいな胡麻酢が
ふたつを絶妙に引き立てます。
一見地味ですが、自分では絶対につくれない滋味!
料亭と見まごう粋な一品をお愉しみください。

(大槻作)

長月九月、今月の四品 その1

2018-09-01 21:20:23 | 酒の肴
暑さが徐々に和らぎつつも台風の襲来など、
お天気の変わりやすい秋口です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今月も、滋養たっぷりの
美味しい旬の「四品」ができました。
いつものように一つずつご紹介してまいります、
ぜひぜひ、召し上がってみてくださいね!



「鰯のスダチ煮」 600円

庶民の魚であったアジやイワシなどの青魚も
この頃は随分とお高くなりましたが、
栄養たっぷりの青魚、積極的に摂りたいものです。
鰯を、さっぱりと炊いてみました。
丁寧に下処理をし、塩味で煮て、
スダチをキュッと絞って召し上がっていただきます。
柔らかい身質をミネラル感が引き立て、柑橘のアクセントも効いて、
コクがあるのに爽やか!お箸が進みます。
この時期、味の乗った「秋あがり」の日本酒に、ぴったりの一品です。

(坂木作)