『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

文月七月、今月の四品 その4

2016-07-01 18:36:44 | 酒の肴
「トマトと鴨つくね」

毎回登場する、築地の鶏専門店から仕入れる朝〆鶏で作った一品。
今回は、ジューシーな鴨肉&鶏肉をつかいました。
濃厚な旨みの鴨ミンチ入りで作ったつくねは
それだけ焼いても美味しいのですけれど、
ここは夏らしく、トマトを合わせてみましたよ。

トマトが赤くなると医者が青くなる、といわれますが、
とくにしっかりと陽を浴びて育った夏のトマトは
美味しくて身体にいい、最高の食材。
しっかりとコクのある鶏肉&鴨肉の味に
爽やかな酸味をふくんだ力強いトマトの味が乗って、
とろっとチーズが絡んだオーブン焼き、ほっぺの落ちる美味しさです。
ひそかにしのばせた味噌が実にいい働きをして、
お腹も心も満たされる酒肴になりました。

(中村作)

文月七月、今月の四品 その3

2016-07-01 18:28:12 | 酒の肴
「漬けまぐろとネバネバ」

まぐろと長芋とオクラ、ゴールデントリオの登場です。
あ、これ絶対に美味しいやつだ!と思った人も多いことでしょう。
イタリアンカラーの美しい見た目も食欲をそそりますね。

贅沢に、お刺身でもお出ししている生の本マグロをつかいました。
さっと醤油漬けにして、刻んだ長芋にのせています。
さらにたたいたオクラをトッピング。
しっかりと旨い鮪を包む、さわやかなネバネバが
クセになること間違いなしです。
さりげないけれど鉄板な、まさに日本酒のためにある一品です。

(箕村作)

文月七月、今月の四品 その2

2016-07-01 18:13:46 | 酒の肴
「冷たい枝豆茶碗蒸し」

茶碗蒸しって、一年中食べたいですよね。
ちょっとご馳走感のあるひと品。
今月は夏らしく、旬の枝豆をふんだんに使って
冷製の茶碗蒸しをつくりました。

良質のたんぱく質としっかりした旨みで
夏の酒席に欠かせない枝豆。
地には上等な出汁と卵となめらかに合わせた枝豆がたっぷり、
さらに上にも枝豆のあんが。
爽やかさとコクが同居した、絶妙なお味になりました。
具はシンプルに鶏と海老と枝豆のみ。
しっかり冷やしてプルン、といただけます。
茹でただけの枝豆も美味しいけれど、
たまには、緑と黄色の美しい、こんな粋な一品から
夏の夜のお酒をスタートしてはいかがでしょう。

(大内作)


文月七月、今月の四品 その1

2016-07-01 17:59:31 | 酒の肴
いよいよ今年も後半、はやいものですね。
梅雨から夏へ、季節は移り行きますが
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
今月も旬満載、おすすめの「四品」ができました。
ぜひぜひ、召し上がってみてください。
それではいつも通りひとつずつご紹介いたします。



「ゴーヤとフルーツチーズ」

夏野菜の代表、ゴーヤ。
おひたしやチャンプルーではお馴染みですが、
そのゴーヤを使って、面白い組み合わせの「アテ」をつくってみました。

さっと湯がいたゴーヤと
刻んだドライフルーツ(アプリコットやマンゴーなど)を
アンチョビ入りのクリームチーズで和えています。
苦みと歯ごたえがシャッキリと際立つゴーヤに
ねっとりしたフルーツの甘みがバランスよく、
最後にアンチョビの塩味が余韻をひいて、お箸がすすみます。
昔「宝石箱」というアイスクリームがあったのを筆者は思い出しましたが
そんな色とりどりが目にもたのしくて、
しっかりとお酒にも寄り添う、洒落た一品です。

(中村作)