『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

睦月一月、今月の五品 その5

2018-01-10 00:43:22 | 酒の肴
「鮪漬け茶漬け」

赤鬼のお刺身でお出ししている最高級の生の本鮪をつかった、
贅沢なお茶漬けです。
大きめに切ってさっと「漬け」にした、コクと旨みの本鮪。
お湯でなく、きれいなお出汁で淹れたお茶(抹茶入り)。
ツンと爽やかな本山葵とパリッとしたもみ海苔。
どれを取っても上品(じょうぼん)なお茶漬けは、
今日のお酒を華やかに締めてくれます。
「おいしいもの食べた!飲んだ!」と、
幸せな気持ちになること間違いなしですよ。

(箕村作)




睦月一月、今月の五品 その4

2018-01-10 00:22:18 | 酒の肴
「帆立の生姜焼きべっこう餡掛け」

日本酒に寄り添う、和食らしい一品です。
お刺身でお出ししているのと同じ新鮮な北海道産のホタテをさっと生姜焼きにして、
赤鬼の長年の定番、京都はゆば長さんの汲み上げ湯葉にのせ、
青菜を添えて、べっこうあんをとろ〜りとかけました。
香ばしさと旨み、それを受け止めるゆば、青菜の色と歯ごたえ、
すべての味をしっかりまとめるきれいな餡。
ひと鉢の中に甘みとアクセントが美しく同居する、小粋な酒肴です。

(箕村作)


睦月一月、今月の五品 その3

2018-01-09 23:58:55 | 酒の肴
「力(チカラ)グラタン」

赤鬼厨房の若手のホープ、山口チカラくんが考案した「力グラタン」です。
お餅の入ったうどんやそばを「力うどん」「力そば」などと言いますが、
それに習ってお餅入りのグラタンをつくりました。
いつもの築地の鶏屋さんから仕入れた朝締め鶏の美味しいお肉を
ひと手間かけて照り焼きにし、その鶏肉と玉ねぎと青菜とお餅に、
特製ホワイトソースをたっぷり絡めて焼き上げています。
お味噌をブレンドしたこのソースがまたよく具材に馴染んでウマウマ♡!
お腹も心も温まって幸せになる一品です。

(山口作)

睦月一月、今月の五品 その2

2018-01-09 23:45:57 | イベント、お知らせ
「辛子明太子蓮根」

すっきり湯がいたレンコンに、辛子明太子を詰めました。
松に見立てた姿、紅白の彩りがお正月らしい一品です。
シャキッとした歯ごたえと、明太子のピリッとした辛みで
口の中が洗われるような箸休め。
お腹がいっぱいでもちょいちょいとつまめてしまう、
小粋な、そしてちょっぴりキケンな酒肴です。
さて、もう一杯飲もうかな‥‥😆

(坂木作)

睦月一月、今月の五品 その1

2018-01-09 22:44:15 | 酒の肴
あっという間に新年、松の内が過ぎてしまいました。
みなさま、遅ればせながらあけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今年は6日からの営業でしたが、早くも「今月の五品」、
ご好評をいただいております。
順次ご紹介してまいりますので、ぜひ、お試しくださいませ。



「干し柿バター」

和菓子の甘みは柿を越えてはならない、と
以前に「美味しんぼ」で読んだ気がしますが、
砂糖のない昔、果物の甘さは貴重なものだったことでしょう。
柿の実の季節が終わる頃から干し柿が出回りますね。
渋柿を干して甘みと旨みを凝縮させる‥なんという先人の知恵。

その「干し柿」で、レーズンバター応用編とも言えそうな酒肴を作りました。
バターの塩気と柿のじんわりした甘さのバランスが絶妙に日本酒に合います!
さりげないけれどあとを引く、きれいなアテ、
寒椿のような盛り付けで目にも楽しい一品です。

(坂木作)