『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

卯月四月、今月の六品 その1

2014-04-02 23:43:28 | 酒の肴
春、四月。
さくら、こぶし、チューリップ、バラ…
いろんな花が咲いて行く季節です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

今月も、季節感たっぷりのおいしい六品ができました。
ぜひ、おためしください。

いつものようにひとつずつ、ご紹介して行きますね。




「千切りじゃがいもの酒盗和え」

新しいという言葉が似合う四月。
新キャベツ、新玉葱、そしておいしい新じゃが。
旬の素材はみな、瑞々しく春を感じさせてくれますね。

新鮮なじゃがいもで、一品、つくりました。
千切りにしたじゃがいもをさっと茹で、
ちょっと濃厚な酒盗の特製ソースで和えています。
シャキシャキと絶妙な歯ごたえのジャガ芋に
ねっとりしたソースがよく絡んで、
シンプルでいて小粋なつまみになりましたよ。
ひとりでひと皿ペロリと行ってしまいそうな、
お酒のすすむ酒肴です。

(中村作)




卯月四月、今月の六品 その2

2014-04-02 23:38:35 | 酒の肴
「たけのこ豆腐の菜の花ムース掛け」

ちょっと軽めに一杯、というときに
寄せものはいい箸休めになりますね。
たけのこと菜の花。
今、最も旬な素材のタグマッチで
洒落たひと皿がうまれました。

香りや歯ごたえをそのまま固めたような筍豆腐。
そして、ほろ苦さとほの甘さとが同居した菜の花のムース。
淡い色合いに季節感がやどる、
フレッシュなお酒に合わせたい一品です。

(箕村作)


卯月四月、今月の六品 その3

2014-04-02 23:33:06 | 酒の肴
「菜の花とアジの砧巻き」

世田谷の地名にもなっている砧、
布を打つ道具が転じて平たく伸したものの意になりました。
砧巻きとは、かつらむきにした大根で具材を巻いた料理です。

旬を迎える鯵と、今真っ盛りの菜の花を
大根でくるっと巻いて、酢の物に仕立てました。
白、赤、みどりと彩り美しく、
ひたし地のきれいさに見合った爽やかな一品になりました。
菜の花が咲いているような黄身酢のトッピングが愛らしい、
目も舌もよろこばせてくれる一品です。

(大内作)


卯月四月、今月の六品 その4

2014-04-02 23:21:40 | 酒の肴
「焼きのこの山」

そのむかし、赤鬼には「椎茸チーズ」という人気メニューがありました。
プリップリの椎茸、焼くと美味しいですよね。
それにあやかってというわけではないのですが、
今回はちょっとひと工夫して新しいつまみを作ってみました。

肉厚の椎茸に、はんぺんと玉葱で具を作って詰め、
チーズをかけてこんがりと焼き上げます。
名前は某お菓子を彷彿させるシャレですが、
玉葱の甘みの出た具とジューシーな椎茸が相まって
くせになる、あとをひく味。
ビールにも、日本酒にも、よく合いますよ。

(藤重作)




卯月四月、今月の六品 その5

2014-04-02 23:12:24 | 酒の肴
「豚スペアリブの酒粕炊き」

新学期新年度の四月は、なにかと慌ただしく過ぎますね。
新しい環境、新しい人との出会い、桜と若葉。
こんな時期こそ、日々の疲れを取ってくれるような
美味しいお酒と美味しい肴でほっこりしたいものです。
疲労回復にバッチリの食材といえば、なんといっても豚肉。
栄養価高く身体にやさしく美容にも良いという
いいことづくめの素材です。
うまみたっぷりの豚スペアリブを、
蔵本さんから頂いた酒粕と味噌のやさしい味で柔らかく炊きました。
ほろほろと骨離れのいい、とろけるような肉の滋味を
存分に、味わってください。
きっと元気が湧いてきますよ。

(池田作)


卯月四月、今月の六品 その6

2014-04-02 22:44:12 | 酒の肴
「牛すき鍋」

ごちそう鍋、といえばすき焼き。
今回の小鍋だては王道のすきやき鍋です。
ちょっと贅沢ないい牛肉と相性バッチリの葱、
しっかりした固豆腐ときのこ、という
定番の具に、春キャベツを加えて、
おいしいおいしいすきやきを作りました。
お肉の旨味がたっぷり染み出た甘辛の出汁、
生卵をつけてハフハフと頬張る至福。
キャベツの甘みがまたあとをひいて
いくらでも食べられそうな、スペシャルなお鍋です!

(箕村作)