『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

第56回、恒例赤鬼利酒会のお知らせ

2011-05-13 14:19:37 | イベント、お知らせ
前回、10月末に開催いたしました「赤鬼の利酒会」、
いよいよ今春の開催日が近づいてまいりました。
ここにご案内させていただきます。
たくさんのかたにご参加いただけますように!
まずはご予約のお電話、お待ちしております。
(お申し込みいただけば、どなたでも参加できる利酒会です)。


「2011年春 第56回 赤鬼利酒会」

◆日時◆
5月31日(火)17:30~23:30の間で

◆場所◆
赤鬼店内(入り口のテーブル)

◆参加費◆
500円(当日前払い制)

◆利き酒のしかた◆
制限時間11分、6種類のマッチング方式です。

まず、参加費と引き換えに解答用紙を受け取ります。
解答用紙はこんなふうになっています。
(お酒の名前は一例です)
まずは、「控え」のほうを使います。
……………………………………………………………………
 提出用       | 控え
           |
☆☆☆富士 (  ) | ☆☆☆富士 (  )
☆☆☆桜  (  ) | ☆☆☆桜  (  )
☆☆☆正宗 (  ) | ☆☆☆正宗 (  )
☆☆☆の花 (  ) | ☆☆☆の花 (  )
☆☆☆寿  (  ) | ☆☆☆寿  (  )
☆☆☆娘  (  ) | ☆☆☆娘  (  )
           |
お名前        |
ご連絡先       |
……………………………………………………………………


1・スタッフが受付順にお名前をお呼びしますので、
  自分の番がきたらお酒の並べてあるテーブルに行きます。
2・利き酒用のお猪口と水のグラス、筆記用具をもらいます。
3・テーブル左半分に、銘柄の書いてあるお酒が6種類。
  これを少しずつ利いてそれぞれの特徴を憶えます。控えにメモします。
4・テーブル右半分に、銘柄の書いてないお酒が6種類(番号つき)。
  どのお酒が、何番であるか、()内に記入していきます。
5・11分の制限時間内であれば、往復して何度も利いてかまいません。
  お水を適宜飲みながら行ってください。
  利いたお酒は吐き出し用のバケツがテーブル下に用意してあります。
6・時間が来るとタイマーが鳴ります。
  控えに書いた解答を提出用の方に書き写し、回収箱へ入れてください。
  提出用にはお名前とご連絡先を必ずご記入下さい。
 

◆利酒のポイント◆
最初に銘柄のわかっているお酒それぞれの、香り、旨味、癖、特徴などを、
自分なりに印象づけること。
時間内なら何度利きなおしてもよいのですが、オーナーも以前にブログで
書いております通り、一番最初のインスピレーションが大事です。
あとで変えるとだいたい外れる、と経験者は語ります。
意外と当たるのは、「自分の好きな順位」をつけてあてはめていく方法かも。
似たような質のお酒があったり、引っかけ問題があったりするので、
はずれてもおおらかに楽しみましょう!

◆全問正解すると…◆
見事6問正解された方は、名誉あるネームプレートが店内に掲げられます。
副賞として、赤鬼で使える金券一万円分をお贈りいたします。

◆お願い◆
最近、参加してくださる方が増えたので、ご来店後すぐにお申し込み頂いても
少々お待たせしてしまうことがあります。
確実に参加されたい方にはまずお席のご予約をお願いしておりますが、
ご予約いただいても、状況次第では、いらした時間にすぐに利き酒を
始められない場合がございます。どうかご諒解くださいませ。
少しでも効率よくすすめられますようスタッフも努力してまいります。
また、正解発表後のご連絡のため、解答用紙には忘れずにお名前とご連絡先を
ご記入ください。正解は店内でも当ブログでも発表します。

そのほか、わからないことがございましたら、当日でもご予約時でも
遠慮なくスタッフへお尋ねください。

♪♪♪

年に二回の、恒例の赤鬼利酒会。
前回は全問正解、お二人でした。

毎回お知らせしていることですが、
ラインナップは普段赤鬼にてお出ししていない火入れのお酒となります。
いつもとはまた違ったお酒との対話を、
短い時間に集中して愉しんでみてくださいな。
毎回チャレンジされている方も、初めての方も、条件は同じ。
どうぞたくさんの方のご参加をお待ちしております。

なお、当日はもちろんオーナーも上京して一緒に利き酒をします、
どうぞお声をかけてくださいね。


それではみなさま、お待ちしております!



※文中の「利酒」の「利く」という字は本来「口へんに利」と書くのですが、
筆者のPCでは変換候補にありませんでした。
正確でなくてごめんなさい。※

皐月五月、今月の四品 その1

2011-05-01 09:07:20 | 酒の肴
風薫る五月といわれますが、
このごろは風が妙に強く、お天気も一日のうちに
晴れたり降ったり、変化がめまぐるしいような気がします。
みなさまは、如何お過ごしでしょうか。

余震も続き社会的にたくさんの不安要素もせまる昨今。
新しい年度がはじまり、環境に身体も慣れ始め、
そろそろ緊張がとけて、疲れがでてきたりする頃でもあります。
そんなときには、一日の終わり、
おいしいお酒と肴でゆったりしてみませんか。
身体も心もふわっとゆるんで幸せな気持ちになるような、
そんな時間を、赤鬼で過ごしていただけたら…とおもいます。

おいしいものを食べて、元気に。
そんな思いをこめて、
スタッフが知恵を絞り趣向をこらした「今月の四品」ができました。
いつものとおり、ひとつずつご紹介していきます。
お酒を引き立てるパートナーたちです、ぜひ、おためしを。



「アスパラガスの酒粕チーズ和え」

シャッキリとしたアスパラガスは、旬の素材。
年中出回っているようですが、露地ものは5月~6月が最盛期です。
フランスでは「アスパラガス専用トング」なる道具があるほど
この季節、愛好される野菜ですね。
乳製品や卵と相性がいいので、よく半熟卵を乗せたり
バターソース、チーズソースを合わせたりします。
グリーンアスパラガスは、アスパラギン、たんぱく質、
カロチン、食物繊維など栄養の宝庫でもあります。

その、旬のグリーンアスパラガスを、
日本酒のあてになるような和えものに仕立ててみました。

酒粕、クリームチーズ、パルミジャーノ、牛乳…
白和えをイメージしてつくった和え衣は
何度も試作をかさねたオリジナルブレンドです。
ほろにがいアスパラガスと彩りもきれいな人参を
この濃厚なころもでさっくりと和えたら、
お酒に寄り添ってあとをひく、オツな肴になりました。
さあ今宵はこれで一献、ごゆるりと。

(北原作)




皐月五月、今月の四品 その2

2011-05-01 08:50:43 | 酒の肴

「新玉葱のまるごと煮」

みずみずしくやわらかい、新玉葱が出回るのは
一年のうちでもほんの短い時期です。
生で食べてもおいしいこの玉葱を、
おいしいお出汁でさっと含め煮にしてみました。

玉葱じたいもとても栄養のある素材ですが、
合わせたのは濃厚なうまみの豚肉そぼろ味噌。
豚肉は疲労回復を促すビタミンB1が豊富。
そのビタミンB1の吸収を助けるのが、
玉葱に含まれる「硫化アリル」という辛み成分です。
つまり、味も栄養も相性ばっちりな組み合わせなのですね。

とろけるような玉葱とお味噌のマッチングは
くせになる美味しさ。
期間限定の季節のお味をおためしあれ。

(北原作)


皐月五月、今月の四品 その3

2011-05-01 08:40:07 | 酒の肴

「ふきのとうと桜海老のマカロニサラダ」

この「四品」のなかで、小鍋とともに最近の定番になってきた
「日本酒に合うサラダ」シリーズ。
今回は、蕗の薹と桜海老という、旬の素材のとりあわせです。

伸びゆくものの生命力を感じさせるほろ苦さ。
このフキノトウの強い存在感を活かしてザクザクに切り、
桜海老を加えてさっと炒めました。
そのこうばしさをペンネにさっと和えてうつしとります。
カリカリとモチモチ、絡まる食感も、
赤、緑、白の彩りもたのしい一品です。
工夫をこらした味付けは、食べてみてのお愉しみ。
海のもの、山のものがひとつになったハーモニーを
ぜひ、ご賞味あれ!

(中村作)

皐月五月、今月の四品 その4

2011-05-01 08:23:21 | 酒の肴

「鶏と長芋のさっぱり鍋」

月替わりの「小鍋だて」も、いまやこの「今月の四品」では
すっかりお馴染みになりました。
毎回「今月はどんなお鍋かな?」と
楽しみにして下さるかたもいらっしゃいます。
五月。
爽やかな季節にぴったりの、さっぱりしたお鍋をつくってみました。

これまたすっかりお馴染みになりました
築地のおいしい鶏屋さんの「朝〆鶏」。
噛むほどに旨みの拡がるこの鶏肉をお出汁でさっと煮て、
シャキシャキと千切りにした長芋を加えています。
仕上がり際に加えた特製のポン酢が
蓋をあけると湯気とともにふわっと香ります。
シンプルな取り合わせゆえに、いい素材のきりっとした食感が活きた、
極上の初夏の小鍋です。

(中村作)