『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

弥生三月、今月の四品 その4

2017-03-04 01:56:12 | 酒の肴
「三種の貝の彩り酒蒸し」

春の貝料理は魅力的ですね。
ほろ苦さが身体を目覚めさせ、きれいな潮の味が
舌に染み込んで、絶妙にお酒に合います。
あさり、かき、平貝の芳醇な旨み。
そして春キャベツのフレッシュな甘さ。
パプリカと絹さやで歯ごたえや彩りも鮮やかに。
くいくいと盃が進んでしまう、
まさに日本酒のための「メインディッシュ」な一品です。

(坂木作)

弥生三月、今月の四品 その3

2017-03-04 01:46:51 | 酒の肴
「アジのなめろうの出汁茶漬け」

珍しく、「四品」に締めものが登場です。
文字通りの出汁茶漬けなのですが、
吟味された素材とバランスで、
ちょっと格上のお茶漬けに仕上げました。
極上昆布と鰹節の上品な一番出汁、
新鮮なアジのたたきと合わせ味噌、
茗荷と葱と大葉の薬味、そして生海苔。
磯の味とアジの持つコクが溶け合って、
かるーく一膳、サラサラといけちゃいます。
お米のお酒を楽しんだ後の、お米の締めは
お腹も心も満たされて、ほっこりすること請け合いです。

(箕村作)


弥生三月、今月の四品 その2

2017-03-04 01:38:36 | 酒の肴
「鶏とプチ野菜の酒粕グラタン」

蔵元直送の美味しい酒粕ホワイトソースで
日本酒にぴったり合うグラタンを作りました。
芽キャベツ、ペコロス、新じゃが、プチトマト。
コロコロの可愛い野菜たちと、さっぱりした鶏胸肉に、
風味満点のとろりとコク甘なソースを絡めています。
チーズを載せて、アクセントには自家製の蕗の薹味噌。
うまみ、あまみ、にがみのバランスが絶妙で、
野菜それぞれの美味しさとソースとがシンクロした鉄板の「アテ」。
どうぞ、熱々の焼きたてを楽しんでくださいね!

(中村作)


弥生三月、今月の四品 その1

2017-03-04 01:21:57 | 酒の肴
三寒四温。
暖かい日と冷える日が交互にやって来るような昨今、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今月も、旬満載の「四品」ができました。
ぜひ、おためしあれ。
いつものように一つずつご紹介してまいります。



「春野菜の昆布〆」

春を映し取るような野菜や山菜、積極的に食べたいですね。
独活、菜の花、グリーンアスパラガス、
ほろ苦さが共通する3種の野菜を昆布締めにしました。
シャキシャキの歯ごたえとともに、
野菜の滋味と引き出された深い旨みを味わってください。
添えられた自家製の昆布の佃煮を一緒に召し上がれば
ピリッと塩気のアクセントがつき、
この時期のフレッシュなお酒たちを引き立てます。
体が清涼感で満たされ、五臓六腑が洗われるような
何度もたべたくなる一品です。

(山口作)