雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 5月1日(土) 図書館郷土資料室にこもりました

2010年05月01日 21時48分26秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 5月1日(土) 図書館郷土資料室にこもりました

 午前中、N子さんがまだ眠っているぼくに「智彦くん、行ってくるよ!」と言って、夢うつつに「いってらっしゃい」と答えました。

 N子さんは、今日から8日までニューヨークへ行くので、鬼のいぬ間に、N子さんが帰ってくるまでに、いろいろ、やろうと思います。

 里山や行きつけの本屋さんや、行きつけの喫茶店も、自分の好みの場所ですが、やはり、松城町の中央図書館の2階の郷土資料室も好みの場所です。

 今日は,新羅堂のことを主に調べました。
 現地調査が基本ですが、そのための下調べです。
 こういうときは、自治体による郷土史がたよりになります。
 旧の引佐町になるので、『引佐町史』を調べたら、やはり、ありました。「遠州の寺院・遺跡」の項目で報告します。

 夕方5時半までなので、夕方図書館を出て,歩いて中心街へ、ザザの横を通ったら、鍛治町の屋台があって、女の子たちがお囃子の練習をしていました。

 駅ビル「メイワン」の8階へエレベーターで行き、谷島屋の棚を探して、文庫本を何冊か買いました。
 お目当ての「啄木歌集」(岩波文庫)はありました。他に「風土記」(岩波文庫リクエスト復刊)と、清少納言『枕草子 全訳注 ①』講談社学術文庫(全3巻の1)などを買いました。
 N子さんに「「など」って何?」「「など」って、あと何冊なの?」と優しく(怖いよ)聞かれそうです。
 昔の感覚で買ったら、最近の文庫本は、意外に高い定価のもののあって、「○○○○円です」と言われて「どきっ」。

 問題は「捨てる排出量」と「流入量」ですね。これでは、いつまでも、雨宮の事務所を兼用している部屋は片付きませんよね。

写真は鍛治町の屋台です。
 
 
 

本と映像の森34 『宇宙連詩』メディアパル

2010年05月01日 00時47分40秒 | 本と映像の森
本と映像の森34 『宇宙連詩』メディアパル、2008年10月7日初版第1刷、122ページ、定価1524円+消費税

 「連詩」というのは、1971年に大岡信(まこと)さんを中心に、日本中世・近世の「連歌」「連句」に学んで新たに創造された、詩の新しい形態です。

 今までの「詩」は一人ひとりの詩人の個人的な作業でしたが、連詩は複数の人々がいっしょに(あるいはメデイア上で)集まって共同で、詩をつくっていく作業でできあがっていきます。

 「宇宙連詩」は宇宙をテーマに、宇宙航空研究開発機構(JAXX)が始めた連詩です。コンセプトは「星で人と人をつなぐ」ということ。
 いいですね!

 2006年にネット上で創作された宇宙連詩の最初、山崎直子さんは唄います。

 「われら星の子 宇宙の子
  海に生まれ大地に育ってきた わたしたちの体には
  はるか百数十億年の
  宇宙の歴史が刻まれている
  ほら 今日もどこかで 小さな光が」

 山崎さんは、つい最近、スペースシャトルと国際宇宙ステーションでの「2010年宇宙の旅」から帰ってきました。
 地球軌道上から「今日も小さな光が」生まれているのを実感されたんでしょうね。

 詩人の谷川俊太郎さんは「住所はこの惑星 銀河系 光にみちびかれ 闇にひそむエネルギーに抱かれて」と唄います。

 9才のあさのしゅんさんは唄います。
 「広くはてしない空間に
  ぐうぜんたんじょうした
  ぼくはどうしてここにいるの」


 全文は、この本(第1期まで)か、「宇宙連詩」(現在も創作中)で検索して読むことができます。

 たとえば第3期の20詩、詩人の田口犬男さん 

 「進化の系統樹からすっかりはぐれて
  星座になった熊・さそり・白鳥
  ミッシング・リンクが永遠の淵を航海している」

 同じ第3期の22詩、フリーライターの梅本真由美さんの詩

 「やわらかに乳房をふくむ唇を透かして
  かつて私の一部だった紅色が 脈々とあなたの中を流れゆくのが見える
  ああなんという幸福だろう 切り離された個体をふたたび 赤と白の螺旋が結ぶ」

 なんて素敵でドキドキする詩たちでしょうか。
 全文を、みんなで朗読する会をやりたいな。