本と映像の森43 一色登希彦『日本沈没3 D計画』の2
「日本沈没」は、最初の「新宿異変」の次に、1月1日元旦の、伊豆大島三原山の大規模爆発が起こります。
初日の出を見るために、小野寺さんと玲子さんは、相模湾の海岸に居てしまいます。
玲子さんが小野寺さんに必死に言います。
「助けたいの……ひとりでもいい…助かるかもしれない人を助けたいんだよう…
私は(レスキューだから)そうしないわけにはいかないの…
小野寺くん、あなたも…あなたもそうなんじゃないの?!」
可能な限り他人との接触を回避し、一人孤独に生きようとする小野寺さんの心を
揺さぶる玲子さんの熱い言葉!
以下、著者が表面に出た語りです
「災害を前にした時の近代社会の大きな問題点の一つにー
災害が目前に迫っているはずの人々が「なかなか逃げない」という特徴がある」
p72にあげられている参考文献を、まだ読んでいないのですが、紹介しておきます。
広瀬弘忠さん著『人はなぜ逃げ遅れるのか ー災害の心理学』集英社新書
同じく広瀬弘忠さん著『災害に出会うとき』朝日新聞社、単行本
玲子さんが、ちょうど近くにいた車のクラクションを鳴らし続けて、叫びます!
「みんなっ!!
津波が来るっ!!!
高い所へ逃げろォっ!!!」
「意味不明のクラクションから 正しく 危機を読み取ったわずかな者だけが
〝避難行動〟を取った。単独、あるいは2人連れという〝少人数〟だけが
機敏に動いた。」
第3巻の想定では「死者・行方不明者21万3000人は、いまだ非公式概算である。」
前年のほとんど報道されなかった「新宿事象」の次に起きた「相模湾地震・大津波」から、この物語は大きく動き始めます。
まずは「D計画(政府版)」の発足へ。
最初「この第3巻の紹介をもう1回、「丸石神」についてします」と書きましたが、古代史の方に,別途、後で書きます。
「日本沈没」は、最初の「新宿異変」の次に、1月1日元旦の、伊豆大島三原山の大規模爆発が起こります。
初日の出を見るために、小野寺さんと玲子さんは、相模湾の海岸に居てしまいます。
玲子さんが小野寺さんに必死に言います。
「助けたいの……ひとりでもいい…助かるかもしれない人を助けたいんだよう…
私は(レスキューだから)そうしないわけにはいかないの…
小野寺くん、あなたも…あなたもそうなんじゃないの?!」
可能な限り他人との接触を回避し、一人孤独に生きようとする小野寺さんの心を
揺さぶる玲子さんの熱い言葉!
以下、著者が表面に出た語りです
「災害を前にした時の近代社会の大きな問題点の一つにー
災害が目前に迫っているはずの人々が「なかなか逃げない」という特徴がある」
p72にあげられている参考文献を、まだ読んでいないのですが、紹介しておきます。
広瀬弘忠さん著『人はなぜ逃げ遅れるのか ー災害の心理学』集英社新書
同じく広瀬弘忠さん著『災害に出会うとき』朝日新聞社、単行本
玲子さんが、ちょうど近くにいた車のクラクションを鳴らし続けて、叫びます!
「みんなっ!!
津波が来るっ!!!
高い所へ逃げろォっ!!!」
「意味不明のクラクションから 正しく 危機を読み取ったわずかな者だけが
〝避難行動〟を取った。単独、あるいは2人連れという〝少人数〟だけが
機敏に動いた。」
第3巻の想定では「死者・行方不明者21万3000人は、いまだ非公式概算である。」
前年のほとんど報道されなかった「新宿事象」の次に起きた「相模湾地震・大津波」から、この物語は大きく動き始めます。
まずは「D計画(政府版)」の発足へ。
最初「この第3巻の紹介をもう1回、「丸石神」についてします」と書きましたが、古代史の方に,別途、後で書きます。