雨宮日記 1月15日(日) 今日は「小正月」で浜岡原発裁判の県西部のスタート
今日は1月15日ですから、昔なら「小正月(こしょうがつ)」で、陰暦なら「15夜」、つまり満月の夜です。中国から暦が入る前は、今日が「元日」でした。
今でも、日本各地には、「小正月」の行事がいっぱい残っています。どんど焼き、左義長(さぎちょう)、鳥追い、小豆がゆ、成木責め、かまくら、なまはげ…などなど。
農業に関係した、その年の豊作を祈る行事が多いです。
つまり、農作物の「命」の豊穣を願う行事です。
こういう日に、浜岡原発永久停止訴訟の第4次原告団と支援組織の結成総会をやったのは、かなり意味があることでしょうね。
ふつう午後にならないと起きない日課のぼくが午前10時過ぎに起きて、眠い目をこすりながら、でかける準備をして、則子さんと11時前に、自宅からタクシーに乗りました。
講師の渡辺さんを新幹線駅に出迎え、駅構内のおそば屋さんで3人で、いろんな話をしながら昼食を食べてから、歩いて10分くらいの会場、浜松地域情報センターへあるきました。
午後1時半開会で、第1部として30分、原告団と支援組織の結成総会でした。この部分は、則子さんが司会なので、昨夜は、ぼくがいつもどおり、原稿案を書いて、則子さんが直して、司会をしました。
第2部は講演を1時間半、質疑を30分でした。渡辺さんは、東芝に入社して、浜岡原発や各地の原発を設計した技術者で、自らの体験・事実と緻密な論理と分析に基づいた、とても説得力のある素晴らしい講演でした。
講演だけではなく、お昼を食べながらの懇談と、講演のあとで近くの喫茶店(コメダが満員だったので、デニーズへ行きました)での事後の懇談も、とても楽しかったです。
これは渡辺さんが講演では触れなかったことですが、市民と行政の関係をもっと対等平等にしていくことや、原発問題だけではなくて社会全体のかたちを変えていかないと、という問題意識は、ぼくたち夫婦の考えとかなり一致していて、うれしかったです。
今、ここでは書ききれないので「震災・防災・くらし情報」のなかで、詳しい講演内容などを紹介していこうと思っています。