風のささやき 俳句のblog

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扇いでも風取りこぼし古団扇 【季語:団扇】

2019年07月13日 | 俳句:夏 人事
暑い夏の午後でした

部屋の窓を開けていたのですが
吹き込んでくる風自身も熱を吹くんで
少し息苦しく感じられるぐらいです

僕はいつから挟まっていたのかわからない団扇を
本棚の間から取り出して扇いでいました

机の上には普段はあまり飲まない
炭酸飲料に氷を浮かべた
グラスを置いていたのですが
そこにもすぐに水滴がついて大汗状態です

僕の額から滲み出す汗も引く気配もなく
団扇も無用の長物に感じられます

役に立たないなと
団扇に八つ当たりしながら
僕は窓をしめてクーラーをつけました

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