風のささやき 俳句のblog

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帰り来てため息吊るす夜桜や散らしておいて人の知る間に 【短歌】

2020年04月08日 | 短歌
いつもとは違う道を通り帰って来た夜
通りがかった公園に
見事な桜が咲いていました

今年はあまりゆっくりと
桜を見る時間もなかったので
しばしそこに足を止め桜を見上げ

今日の心の重荷を
溜息にしてその枝に吊るしました

ほんとうにつまらない僕の心の重荷
人に知られるには
あまりにも恥ずかしいものなので
花と一緒に散らしておいておくれと
言葉を告げてその場から去りました


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