風のささやき 俳句のblog

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犬と目が合うほど電車がゆっくりと進む青田の皆こざっぱり 【短歌】

2020年05月13日 | 短歌
とある温泉に行こうと
本数の少ない2両編成の電車に乗って出かけました

電車は時間をゆっくりとかけて
進んで行きます

その余りのゆっくりさに
散歩に来ていたのでしょうか

僕は道端にいた白い犬と目が合い
数秒ほど見つめあったりしていました

電車はゆっくりと
まだ苗が植えられたばかりの田んぼの中を
進んで行きました

どの田んぼも張られた水が
空の青さを映し

まだ雑草も生えていないその姿は
みんな小ざっぱりとして見えました


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