「ひろびろ惑星」
子供の描いてきた
絵のタイトルは、ひろびろ惑星
地平は若い緑色、土星のような輪の、紫の惑星が浮かぶ
地平線の上には、大きな雲の浮かぶ、青い空とのコントラスト
そこに一人の王子が歩いていく
はちみつ色の大地は、柔らかいクッションのように
三軒の色違いの家へ
降りて行く坂道、大股で、ゆっくりと
半袖の青いシャツの軽装で
楽しい鼻歌が、輪っかになって、宙を漂う
空気も、森林浴のように
美味しいのだろうな、それでお腹も一杯になって
誰とも、ぶつかることなく
地平は果なく、楽しく、疲れることなく
歩いて行ける、ひろびろ惑星の
大地に抱かれるのならば、僕も
暮らしてみたい
こんな、ぎすぎすとした、狭苦しいところで
肩と心と、言葉をぶつけあって
揉みくちゃに、しわくちゃにされた
襤褸布のように、疲れている僕だから
ひろびろ惑星に、暮らしてみたいな
その絵に、惹かれている
子供の描いてきた
絵のタイトルは、ひろびろ惑星
地平は若い緑色、土星のような輪の、紫の惑星が浮かぶ
地平線の上には、大きな雲の浮かぶ、青い空とのコントラスト
そこに一人の王子が歩いていく
はちみつ色の大地は、柔らかいクッションのように
三軒の色違いの家へ
降りて行く坂道、大股で、ゆっくりと
半袖の青いシャツの軽装で
楽しい鼻歌が、輪っかになって、宙を漂う
空気も、森林浴のように
美味しいのだろうな、それでお腹も一杯になって
誰とも、ぶつかることなく
地平は果なく、楽しく、疲れることなく
歩いて行ける、ひろびろ惑星の
大地に抱かれるのならば、僕も
暮らしてみたい
こんな、ぎすぎすとした、狭苦しいところで
肩と心と、言葉をぶつけあって
揉みくちゃに、しわくちゃにされた
襤褸布のように、疲れている僕だから
ひろびろ惑星に、暮らしてみたいな
その絵に、惹かれている