オリンピック「オープンウオータースイミング」

毎日オリンピックや高校野球の熱戦が放送されています。
なかなか見たい競技にぴたりと照準が合わず、予選３組目とか準決勝２組目とかよく分からない国々のレースを漫然と見ております。
ＴＶ番組表である程度時間帯はつかめますが、試合ごとの間延びした時間がどうも退屈です。タレントのバカ話もつまらないです。
競泳とかトラック競技は、スケジュール通り淡々とレースが行われますので結構楽しめます。特にトラックは選手の駆け引きなどがはっきり見物できるのが、観戦のだいご味です。フィールド競技もその意味では、選手の奮闘が刻々とデジタルで結果が出るのでわかりやすいです。

アーチェリーや射撃を見たいのですが、「今日の結果」でまれに映像がちょろっと流れるだけです。

さて今日紹介したいのは、「オープンウオータースイミング」と言う競技です。
昨日たまたまＮＨＫで途中から見て、面白く最後まで見てしまいました。リオの海で１０キロ泳ぐ競技です。２回前のオリンピックで採用された競技ですが、前回までは湖に設定されたコースを泳いだそうです。ちらっと見た気がしますが。昨日のレースは女子です。

全長１０キロのコースで、５個の巨大なブイの外周を廻ります。たぶん３周からだったと思います。うねりがありますので選手が瞬間見えなくなります。
夏休みの遠泳とは違って、ブイの近くを回り込んで距離を短くするため、ブイの近くでは選手の体がぶつかり水球のような格闘技の状態になるそうです。
また１０キロ泳ぐのですから当然給水が必要となり、巨大な浮プラットホームが設置され係員が５ｍの竿で先にネットがついておりそこに給水ボトルがあるのです。

また自然な状態でのレースですから、記録は重要ではなく、ゴール順位が記録されるようです。なんといても１０キロ泳ぐのですから体も冷えて、４位に入ったブラジルの日系三世の選手は昨年の、同じコースでの大会で低体温症になって途中棄権したそうです。
低体温症になるかもしれない大変なレースですから、当然女子選手でも皮下脂肪を蓄えた方が有利でしょうか。優勝した選手は砲丸投げや円盤投げの選手のようなとても立派な体格でした。

水上のレースですからゴールもとても面白いです。水上の設置されたゲートをくぐるのですが、ゲートから下げられたパネルを泳ぎながら叩くのです。後続選手が続きますから、そのままゲートをくぐって泳いでいくのです。

面白かったですよ。今夜午後９時から男子のレースがあるそうですが、番組表を見ても表示がありません。昨日のレースも番組表にありませんでした。
よく分かりませんが、思い出したら夜９時にＮＨＫを覗いてみてください。

◎いまＮＨＫに確認したところあすのＢＳ１で、午後７時ごろから放送すると言ってました。番組表に載ってないので確認しようがありません。