新鹿山荘控帳

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父子の救出劇」防災解説者も指摘しなかった幸運が!!

2018-07-10 17:18:53 | 閑居閑語
TBS系?(先程観たらTV朝日で放送してました)で何度も放送していた真備町の父子の救出劇ですが、父を思う息子さんの親子の情愛に敬服し、さらに胸に撮影機を装着しての救出に周到さも感じました。
ただ二つほどなぜ防災解説者やコメンテーターが指摘しなかった幸運があったと思うのでここの書いてみます。

①息子さんがかなりのベテランのアングラーではなかったか。
息子さんが父親の下に何度か避難を勧めるために自宅に通うシーンで、彼の車の内部が映りました。ダッシュボードにロッドのホルダーがあり、何本かのロッドがありました。車内に伸ばしたままのロッドを搭載しているのはかなりのアングラーです。どうも車も4DWのように感じました。
決定的なのは何度目かの説得で、水かさが増えた時彼は自前の救命胴衣を装着しました。これも上級者の釣り人を予想できます。
この事から、普段でも水の恐ろしさや水の中を歩くことに慣れていたのでではないでしょうか。
この事からも早め早めの説得を可能にしたのではないでしょうか。

②父親をやっと説得して表へ出ると胸まで水が来ていました。父親が胸ポケットのスマホを気にするほどでした。そんな深さでなぜそこから車で避難できたか。
映像から判断するに親子の自宅は、氾濫した小田川ではなく、さらに上級の高梁川の土手の近くに住んでおられたようです。
彼が車を停車させたシーンで、道路の左にUターンさせて停車させる映像がありました。氾濫した水位よりかなり高い場所です。
ですから自宅から、胸までつかりながら何とか歩いても土手にたどり着ければ、水につかってない、それも多分車高の高い4WDに乗り込めたのでは。
この辺も、下道で自宅に近づけば4WDでも水没です。土手の上に駐車して、土手を駆け下りて自宅にたどり着く方法を冷静に選んだ、彼の勝ちでした。

頑固に自宅を守ろうとする父親への説得シーンばかり取り上げられましたが、幸運にも彼の趣味が父を助けたのではないかと思ったのです。いかがでしょうか。
コメント
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