成城石井に寄ったら、WILD TURKEY 8の1Lボトルが通常、2,780円のところを2,480円で販売していた。円高の表れでしょうか?それにターキーのグラスが付いていた。まぁ、ちょっとしたキャンペーンなのかもしれません。
プライス・カードの横に別に「6位」と書いたカードが付けられており、何かなぁ、と良く見ると、仕入れ担当者によるバーボン・人気ランキングだった。
1位はどれかなぁ、と探してみると、意外?にもジャック・ダニエルでした。2~4位は飲んだことのない銘柄で直ぐ忘れましたが、5位には僕がずーっと嵌っているBLANTONが挙がっていた。
野趣溢れる豪快な味わいのWILD TURKEY 8と滑らかにして豊潤な味のBLANTONは、ある意味で対極的な存在ですが、どちらも主義・主張が一本通っており、それが人気の秘密なのだろう。
「WILD TURKEY 8」と言えば、昔、こんな体験をした。
知合いのある社長と地元では格式No.1と評判のホテルのバーへ行った時の話。
WILD TURKEY 8を注文すると、このバーで相当キャリアを積んだと思しき40歳ぐらいの女性が「うちは12ものしか置いてございませんが・・・・」と宣ふではありませんか。
にっこり笑って「それでOK」と返事しましたが、わざわざ8年ものを注文したこちらの好みを全然理解していない。
「あいにく、8年ものを切らしていますが、今日は12年ものでもいかがでしょうか?」と愛嬌良く、応対するのが一流でなくとも、ごく当り前の話と思う。
しばらくして、このホテルは経営が思わしくなくなり、頭に外資系の横文字の名が付いた。
建物が一流でも、中にいる人達が自分も一流と勘違いした結果だろう。
「仏作って魂入れず」の例えでしょうね。