御嶽山から山路を下り、再び国道19号線へ。ここを左に折れ、木曽路を更に北上すること約30㎞弱、江戸時代には、「奈良井千軒」と言われるほど栄えた宿場町。現在でも1㎞ほど、当時の面影を残す町並みが続いており、妻籠宿とともに国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
ここ奈良井宿の大きな魅力は、地理的なハンディなのかもしれませんが、人気の妻籠宿、馬篭宿のようにいい意味でも、悪い意味でもかなり観光化されているのと異なり、ここに住んでいる人たちの実生活感が、町並みにしっかりと投影されている点です。
その町並みをチョット、大正時代に戻してみましょうか。
イャー、どうです?レトロな感じが良く出ていますよね。
今度は昭和の初期に戻ってみましょうか。
どう?懐かしいでしょ?えっ!そんな時代、オレは知らねーよ、ですって!そりゃ、どうも失礼しました。でも、それって、ウソでしょ?そんなわけないか。僕だって知りましぇーん。
で、平成の今は、こうです。
道幅も所々、狭くなっていますが、比較的広く、かっての繁栄ぶりが偲ばれますね。
それに、こんな洒落た茶房(2Fがグーです)も。
また、美味しい湧き水まで、用意してくれてます。美味い!ですよ。ゴク、ゴク、ゴクー。
ここが、JR中央線、奈良井駅で、町並みの北の端にあります。
さぁ、驚いちゃあ、いけませんよ。駅前の駐車場に、
ここ、ここに、なんと!なんと!なんと! ブラックGTーRが止まっているではありませんか!!!
奈良井宿の歴史の重さに決して臆することのないその圧倒的な存在感は「お見事」の一言です。それにしても、道路コーンがなんとも無粋です。なんとか、ならんのか!
「奈良井千軒」と「GT-R」、なんてドラマティクなんでしょうか!まさに、世紀の邂逅ですなぁー。でも、決してミス・マッチではありません。レトロな町とハイテック・マシーン、僕には上手く言えないけれど、その心にはどこか共通点があるはずです。
GT-Rを見た僕は年甲斐もなくハイ・テンションになり、AVENGERを町並みに進めたい衝動に駆られました。
地元民以外は、乗入れ自粛の看板が立ててありましたが、夕方の四時半を過ぎ、歩く人も疎らでしたので、酒屋で地酒を買う事ことに託けて、AVENGERを進めました。ゴメン!
酒屋で購入した地酒は「燦水木(さんみずき)」、こりゃ、美味い!です。
それにしても、AVENGER、このOld Townにもしっくり溶け込んでいますね、ギャ、ハァ、ハァ。