連休の14日、突如、越中(富山県)へ出陣!
向かった先は、「越中の小京都」といわれる城端(じょうはな)と「風の盆」で有名な八尾。
城端は城端別院善徳寺の門前町で、国指定重要無形民俗文化財・城端曳山祭やむぎや祭りなど伝統の祭りで知られる。
自宅から、東海北陸道を通り、丁度3時間。途中、高山方面へ行く車で渋滞し予定より30分オーバー。
福光ICから直ぐですね。JR城端駅です。久し振りにAVEをパシャと。
カメラを持った旅人が数人。のどかな空気が流れていた。
ここのビュー・ポイントと言えば、土蔵群蔵回廊です。石畳みの坂と相まって情緒満点ですね。
まるで時間が止まったような錯覚に。で、画像はモノクロに変換したほうがよさそう。
城端別院・善徳寺。たまたま改修中で本堂は見られませんでしたが、この山門の手の込んだ細工はどうでしょ!素晴らしいですよ。
加賀藩の庇護の元、大いに栄えたそうです。高岡の瑞龍寺(国宝)もそうですが、さすが100万石ですなぁ~。
ぶらぶら歩いていると「川島通り」という案内板をみつけた。城端はあの「川島織物」の創業者、川島甚兵衛の出身地で、今でもこうした大正時代から続く絹織物工場が残っている。
川島橋と名付けられた橋からも三角屋根が連なる機織り工場の名残が見られる。ただ、河岸と同時に一部改修されて、レトロ感はやや薄らいでいます。
とにかく静かな町ですなぁ~。
城端から小一時間で八尾(やつお)へ。
予想外の高台に開けた町で、「坂のまち」というイメージが湧きますね。
「おわら風の盆」ですっかり隠れてしまっていますが、メインの諏訪町通りは「日本の道百選」に挙げられています。身を隠すように道の脇にひっそりと標石が・・・・・・
この整然とした石畳みと町屋建築が絶妙の雰囲気を醸し出すている。
「坂」ってイイですよね。視界が開け、見るアングルによって万華鏡のように変化する。
ガラス工房で製作実演が。
「どうでもいいから、おやつを・・・・・」と。
恥ずかしながら、このミステリアスな「風の盆」の意味を今まで知りませんでした。
二百十日の風をおさめ、五穀豊穣を祈る行事で、元禄時代から300年以上も続いている。なんでも本番の三日間で20万人もの見物客が訪れ、「幻想的な夜に酔いしれる」という。
因みに町内の宿泊施設は数年先まで予約が入っているとの事、半端じゃないです。
それにしても「越中八尾 風の盆」、ロマンチックでいい響きですね~。
もう少し、「坂のまち」に居たかったが、急いで、荘川のエメラルドグリーンの水面を露天風呂から見下ろせる「新五箇山温泉 ゆ~楽」へ。もう日没寸前のため、薄暗くなりかかっていたが、その絶景は筆舌に尽くしがたいです。
すっかり夕闇に包まれた「世界遺産 五箇山合掌集落」を通り抜け、帰路に・・・・・・。