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勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

路地裏探検・筋骨(きんこつ)めぐり・・・ 飛騨金山

2023-06-19 | ドライブ

梅雨の中休み、本格的な暑さに襲われる前にと、ドライブに出掛けた。行き先は、通称「飛騨路」と呼ばれるR41を高山方面に北上、三名温泉の一つと知られる下呂の手前の飛騨金山。江戸時代は飛騨街道の宿場町として大いに賑わい、その繁栄ぶりが最高になったのは意外にも近くの岩屋ダム建設に伴った1970年前後(昭和40年代)で、「まるで上海」とまで言われたそうです。その名残りが迷路のような路地裏「筋骨」として昭和ノスタルジーを強烈に演出している。

途中のR41沿い、七宗町辺りの飛騨川です。すっかり緑の色が濃くなり、気持ちがいい景色が続きます。

 

 

JR飛騨金山駅です。ちょうど「特急ひだ」が入ってきました。慌てたので先頭(最終)車両を上手く撮れませんでした。

 

 

「迷路のような路地裏探検・筋骨めぐり」、昭和生れのオッサンにはたまらないキャッチコピーに釣られ、足での巡り(90分ほど)と思いきや、真上から容赦なく照りつける陽に抗い難く、イラスト案内地図を基に車で要所だけ回る事に変更する。

奥飛騨酒造、威厳のある構えですね。戸が閉まっいて、どうやらお休みのようでした。画像には映っていませんが「うだつ」がしっかり上がっていますよ。

 

 

明治初期に建てられた通し柱のない木造三階建てのお城造り清水楼(せいすいろう)。90年代後半までうなぎ屋を営業していたそうです(確かに)。

 

 

 

見逃がしそうな「昭和の銭湯」、1988年(昭和63年)まで営業していたそうです。飾り気のない「女」、「男」の表示が当時のリアル感を放出している。

 

 

代表的な筋骨例の一つ。

 

 

 

足で回れば、昭和の雰囲気がある路地裏をさらに見つけられますが、道が狭く車での移動はこれが限界です。それと、ドピンカーの日より、曇天、小雨が降る状況の方がノスタルジーな魅力をより楽しめるでしょう。

見掛けた地元の人は誰一人いなく、同じように筋骨めぐりをしている旅人2組(4人)のみ、車も僅か2台ほどです。かって「まるで上海」と謳われた飛騨金山は、今では「沈黙の街」だった。江戸、明治(大正)ではなく、近いようで遠く、遠いようで近い「昭和」の街、これが、これで良いんです。

腕の良いカメラ愛好家でしたら、もっと味のある良い写真が撮れるでしょう。