MINI COOPERのインパネは実に楽しいですね。メーター類やスイッチ、ボタン類のデザインや設置場所が画一でなく、それでいて絶妙にバランスが取れている。ひとつ間違うと、あっち向いてホイ、こっち向いてホイになってしまうが、要するにデザイナーのセンスが光っているワケだ。まるでディズニー・ランドにいるようで、大人だって楽しいですよね。
で、その対極的なのが、avengerのインパネ。但し、画一的ではなくシンプルという意味です。人によっては、第一印象でややチープと感ずるやもしれませんが、しばらく乗ってみると、実は非常に計算されたデザインという事が解ります。
エアコン・ベンチレーションを掌る3つとダイヤルとその下の申し訳程度に設置してある6個のボタンのみで、3つのメーターもあっさりとしている。イルミネーションも淡いブルー。ケバケバしさは全くありません。
HDDナビ・オーディオもタッチ・パネルでフレームの右側に小さなボタンが付いているだけ。
そしてシンプルさを象徴している点がステアリング。最近ではスポーク部分にスイッチ類が取り付けられているのが主流ですが、svengerには何もなく、オーディオ関係のボタンが指で操作できるように裏側に設けてあります。また、方向指示器レバー、ワイパーレバーもステアリングに隠れるように敢えて小振りにしてある。
つまり、一つのデザイン・コンセプトに徹していると言えます。そして、それは外観と直結している。
どういう事か、というと、avengerのデザイナーは、戦闘機が大好きで、そのイメージを基にこの車をデザインしたと聞きます。
なるほど、フロント・マスク(特にブラック)を見ると、なにやら不穏な空気を辺りに撒き散らしていますね(笑)。
それに合わせ、インパネも直線を利かしsimpleというより、coolに仕上げている。
わざとらしい曲線や、高級感を出す為のレザー調シート貼り、木目(調樹脂)等は使用していません。
戦闘機には必要ありませんからね(笑)。
さぁ、この個性的でCoolなavengerに貴方も乗ってみませんか?
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