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勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

優れもの ・・・ THORENS TD321MKⅡ + SME 3009R

2022-01-07 | お遊びオーディオ

 

右から年末、新入りしたTHORENS TD321mkⅡ+SME3009R、真ん中がメインで使っているマイクロBL91+FR64S、そして、サブのKENWOODのKP9010。

新入りは小型を選んだので3台が思惑通りキッチリと納まりました。

で、新入りはどうなのか?

「音」の出方がまるで違う。「音」よりも「音楽」を優先しているので、野暮なオーディオ的聴き方を忘れてしまいます。ただ振動対策のフローティング・サスペンションはあまり効果がないのか、国産のマイクロ、KENWOODがびくともしない振動に反応するので大理石ボードを一枚、差し込みましたが、それでも結構、神経を使います。もう少しセッティングを詰めないといけないかも。それとも、SMEの感度が良過ぎるのかな?

選んだ一枚はJ.J.ジョンソンの”J.J.!”(RCA)。カートリッジは試聴段階で案外、相性が良かったエンパイア4000D/Ⅰを起用しました。

 

 

以前、紹介済み(2016. 5. 1)なので簡単に内容を。RCAの第一作目(1964年12月7、8 & 9録音)で、しかも初めてのビックバンドもの。サブ・タイトルは”THE DYNAMIC SOUND OF J.J. WITH BIG BAND”、素っ気無いメイン・タイトルよりこちらの方が中身をストレートに表している。

スモール・コンボだけでは計り知れないJ.J.ジョンソンの多様な音楽性の全貌が明らかになった「究極の一枚」。ジョンソンのBEST1と公言して憚りません。何故かほとんど知られていないのが不思議です。いつまでも化石状態のガイドブック任せで「ダイアル J.J.5」、「ブルー・トロンボーン」で済ませていては・・・・・ですよ(笑)。

なお、録音も良い。エンジニアはMickey Crofford、場所はNYのWebster Hall。

 

 

スライドものとは思えぬキレのあるジョンソンのtb、耳を劈かんばかりのブラスの輝きを見事に捉え、”So What”では窓を全開しボリュームをMaxにしたい衝動に駆られる。

他の追従を許さぬ王者のパフォーマンス、無双ぶりを事も無げに引き出すこの新入り、やはり「優れもの」でした。SMEのルックスもいい。

 



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