3台のアナログ・プレイヤーは上手く納まったけれど、問題が発生しました。ある程度、想定していたものの、一台のフォノ・ケーブルの長さがアンプまでギリギリで、ピーンと張った状態はあまり気持ちの良いものではありません。新しくフォノ・ケーブルを用意する余裕はなく思案していると、ちょうどBELDEN 88760がネットにUpされたので、これを延長コードとして利用しようと。ただ、両方がオスなのでアダプターが必要となり、探すと、近くのHARD OFFにありました(笑)。オーディオ用ではなく楽器用?のようですが、一応、新品なので(一個、440円)いいかな。
定石ではこうした繋ぎ方は接点ロスを増やすので好ましくないとされていますが、そこはプロ・ケーブルがパーフェクト、王者、世界最高と豪語するBELDEN 88760、難無くクリアしてくれるだろう、と賭けました(笑)。細くてやや硬めですが、取り回しに問題はないレベルです。ただ、ちょっと長さに余裕を持たせた方が良いですね。
いろいろ試した結果、昇圧トランス~プリの間に落ち着きました。豪語したくなる気持ちがよく解ります。88760の特色はフラットと言われるけれど、これがフラット!? 目でなく耳から鱗が落ちます。じゃぁ、ケーブル全てこれに取り替えるか、となると別問題で偶には曇り空も、湿り気も欲しい、そこが「音」の面白さです。でもCPの高さはダントツですね。
テスト中、DENON DL-102との相性が良かったので、この一枚、”GRAND ENCOUNTER”を。
このカヴァを見ると青春映画「草原の輝き」(Splendour In The Grass)のナタリー・ウッドを思い出します。感動、感銘を受けた名作です。Up済みなので興味のある方は、バック・ナンバー(2017.04.03)をどうぞ。
What though the radiance which was once so bright
Be now for ever taken from my sight,
Though nothing can bring back the hour
Of splendour in the grass, of glory in the flower;
We will grieve not, rather find
Strength in what remains behind;
BELDEN 88760に替えたらB-2、”Skylark”でのルイスのほんの僅かなイントロ・ピアノの優雅さに痺れました。
本盤は2ndですが、内容も音も好きで、聴く機会が更に増えそうです。
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