その昔、2ndプレス承知で手に入れたSCORE盤。オリジナルのJAZZ WEST盤とカヴァの配色が違い、価格は約1/10以下だっと記憶している。
その時、SCORE盤はかぜひき盤が多いとの情報をまだ知らず、試聴した際、盤質はパーフェクトに近くカヴァと伴にキレイな状態でした。必ずしもSCORE盤=かぜひきでは無い一例ですね。
大方の興味は、チェンバースの初リーダー作、大化けする前のコルトレーン、そして、コレクター好みの幻のレーベル「JAZZ WEST」と言う3点に絞られると思います。
本作はチェンバースが21才になるかならない時に、ロサンゼルスで吹き込まれたもの。マイルス・クインテット在団中で、まだ、後年のような存在感はないが、センスの良さは充分に出ています。注目はコルトレーンですが、この時点ではまだ、ロリンズの影響が見受けられ、有名な「テナー・マッドネス」は本作の二ヵ月後に録音されている。全体的に、典型的なハード・バップ作品で、水準止まりの出来と聴きました。
カヴァと盤質はOKでしたが、音質はどうなんだろう。
カッティング・レベルが高く、モノラルらしい骨太の音ですね。ただ、コルトレーンのtsが聴きなれている音と少し異なりやや詰まり気味です。そこが2ndプレスの悲しいところか。
録音は1956年3月、エンジニアはDON BLAKEとクレジットされ、マトリックスNo.はJWLP-7 SIDE A/B スタンパー・コード?はSLP-4033 A/Bと刻まれている。この辺り、浅学でよく分かりません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます