訪問先の駅に、その区の広報が置いてあった。
催しものの案内ばかりかと思いながらページをめくっていくと、後ろのほうは市の広報に入れ替わっている。
よく見ると、はじめは区の広報で、途中のページから市の広報に版を分けあっていて、境目にそのことわり書きがあった。
別々に印刷して重ね合わせたのでなく、一緒に印刷して一緒に配るようにしているらしい。
市と区が連携して総合効率を上げてく。
片方をなくしてしまえなどという、どこかで騒いでいるような勇ましさはないが、とかく先例にしがみついて離さないことの多いなかで、こうして着実に効果のあることを進めていくことこそ行政刷新なのだと、あらためて思った。