「日本史色彩辞典」という大著がある。
大著と言いながらまだ見たことはない。
本屋に足を運べばお目にかかれるが、まだ開店時刻までには間がある。
ちょうどよいそのときが来ても、多分忘れているだろう。
今日の第一日課にするほどのことでもないから。
はじめ、書名を見たとき、日本史に色を着けてみたのかと思ったが、そうではないらしい。
五百余の色の名や、織物、絵画、工芸の用語を収録してあると、出版案内に書いてある。
色のことから始めて歴史に結び付けているのかどうか、近ごろの本には販売戦略上の命名もされるからそれなのか、そのあたりのことは想像し難い。
5月5日には、街に出る予定があるから、ついでを仕立てて本屋に寄ってみよう。