新しい押し売り法が紹介されています。
甥を名乗った電話がかかってきます。
甥の名前はみなきちんと覚えているかどうか、もう怪しくなっています。
息子や娘には頭の上がらない親も、伯母さんと呼ばれると少し偉さを取り戻した気になります。
甥くんの電話は、コンビニにカバンを忘れたがいま忙しくて取りにいけない、いまなら手が空いているから親切に届けてくれると言っているので、伯母さんのところを教えた、荷物が届いたら受け取っておいて、とさも忙しそうな早口です。
相変わらずそそっかしいんだね、子供のうちからそうなんだからと、伯母さんの鼻の穴は少し広がります。
荷物が届いて、お礼のお菓子も渡し、サインもしてやりました。
しばらくして、お届けしたものの代金をお支払いくださいと電話がかかってきます。
そんなばかな、と思うことに引っかかるのが詐欺の被害です。