・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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秋のはじめに

2013年09月01日 | つぶやきの壺焼

花火の季節は終わった。
終わり近くに惨事が起きたので、どこか後味がよくない。

花火大会の出店に持ち込んだガソリンに火がついて爆発火災、死傷者が出た。
あの事故に、天災の要素はまったくない。
まるごと人災である。

発電機のエンジン用燃料タンクの取り扱い方法がよくなかったことを原因にして幕を引きたい人は大勢いると思うが、あれは個人の過ちで片付けてはならないことである。

今後こうすれば類似事故を防げるという方法は、ただ一つある。
人の大勢集まるところにガソリンを持ち込まないことだ。

電気を使うからガソリンはどうしても必要? そんなことはない。
排ガス規制への対処が容易だからといって、小型発電機の燃料を、安易にガソリンに依存したのが過ちのもとでもある。
ガソリンエンジンの発電機は、祭りの場所には向かないものなのだ。
周囲の空間が十分な広さで、ゆったり落ち着いて操作できるところでなければ、ガソリンエンジンは危ない。

発電機がどうしても必要? そんなことはない。
屋台を並べておく場所ならば、臨時電力供給など簡単にできるではないか。
ちょっとした共同意識と、ちょっとした約定ですむことなのだ。

商売をするならどうぞそれぞれご勝手に、という主催者の逃げの姿勢と、電気供給の公共性をないがしろにする空気が、惨事の底因であったと思うのだが、どうだろうか。

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