エレベーターの開閉ボタンは、とかくわかりにくいものです。
[開][閉]と漢字で書いてあっても、門構えの中の3割そこそこの面積しかない部分の形から見分けなければなりません。
図形にしたり色を変えたり、工夫はされていますが、水道の蛇口をひねる方向のように自然に手が動くようにはなかなかなれません。
画像を集めていて、やっと気付いたことがあります。
「開く」ボタンは「左側」にあるのです。
「 ひらく は ひだり 」これならじっと見つめなくてもわかります。
乗って戸口のほうを向いたら、まず左のボタンのありかを確かめておく、これで閉まりかけた扉の向こうにチラッと人影が見えたときでも、すぐに開くボタンを押すことができます。
ボタンを探して手で押すより、ずっと早いもう一つの方法もあります。
閉まりかけた扉に足を出せばよいのです。
それで扉が開く方向に動かなければ、そのエレベーターは整備不完全、そういうのにはよほど運が悪くなければ出会いません。
ただし、機械の動きに絶対はありませんから、決して首を出してはいけません。