サイバーのなきどころは電源施設にあると聞いた。
停電のときには、機械で動くアナログ機、人力で動かせる道具が強い。
時計、ポンプ、こすり合わせる着火具。
福島原発の事故も、花火屋台の事故も、みな電源の準備下手がもとで大事になってしまっている。
準備不足という言葉があるが、不足ではなく下手なのだと思う。
智恵がそっぽを向いて回っていれば、下手な手しか打てない。
「こうなるはず」というのは、だいたいそのときの思い込みでしかないから、「なるはず」の組み合わせのデジタル思考より、「ならない」ほうのハズレ側アナログ思考に、ときどきは戻ったほうがよさそうである。