人が口を開くところ、失言や言い損ないは必ず出ます。
表彰式で違う人の名前を呼んでしまうこともあるくらいです。
失言の前、その瞬間、言ってしまった後の3段階のうち、後始末で、その人や関係者の格が見えかくれします。
よほどたちの悪い人でなければ、前もって失言してやろうとは考えません。
もし準備してあればそれは失言とは言えないでしょう。
失言の瞬間には気がつかない場合が多いので、後が肝心ということになります。
指摘されてからの言い繕いは、だいたいうまくいかず、失言を上塗りすることになるのが相場です。
失言を待ち構えていて、あわて様をあざけり、聞いても意味のない説明を求めて楽しんだり、取消を迫ってみたりなどということが、N町あたりでもときどきあるようです。
そのたびに、そんな子供じみたことでだいじな時間をつぶしてもらいたくないと思うのですが、いかがでしょうか。