自他の関係で、損なわれることを嫌い、保ちたくなることにも段階があります。
尊厳、面子、体面の三段階ということになりそうですが、お国柄で、実用上は下二段活用で十分としているところもあるようです。
しばしば言行不一致であるかのように見えることも、当事者はそうは思わず、自分の行いをすべて正当なものと受けとられるよう、言を駆使して面子を保つ、それに終始する慣習が身についているのでしょう。
思考様式の全く違う人たちを相手に、国際ルールがどうこうなどと言ってみても、そしり合いがいつまでも続くだけではないかと思うのですが。