小学校の国語に「書き取り」という科目があったことを思い出しました。
内容は、教科書の文章を見て写し取る演習でした。
写し取るには読まなければならないので、音読の科目とあわせれば、繰り返し読むことになります。
写し取りだけでは、1文字ずつ書き取っても出来上がりますから、もし音読の演習がなければ読まずに終わってしまうことになり、声を出して読めない人のまま大人になってしまうでしょう。
文字を読めない病というのもあるそうですが、病気というよりも義務教育の失敗の犠牲者ではないかと思います。
いま、小学校では音読にどの程度力を注いでいるのでしょうか。